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最終更新日:2025年4月1日
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病理学総論
動物の病理学総論
獣医学が対象とする動物疾患の病理学的特徴を理解するために、対象疾患の原因と病理発生、病理学的特徴、病理学的分類、類症鑑別に関する基礎知識を習得しこれを応用する基本的技能を身につける。
病理学とは主に形態の異常に注目して病気およびその発生機構を考える学問であり、病理学総論では各臓器に共通する細胞レベル、組織レベルの形態変化を論じていく。生体は様々な刺激 (病因)によって、萎縮、変性、壊死といった退行性変化を示し、これに対する反応として肥大、増生(過形成)、化生、再生、創傷治癒などの進行性変化が生じてくる。これらの変化に、充血、鬱血、出血、血栓、栓塞、梗塞などの循環障害および白血球(炎症細胞)の浸潤が組み合わさって、様々な型の炎症が生じる。炎症の概念は多くの病理学の基礎的事項を包含しており、炎症が理解できれば病理学総論の半分は理解できたと言っても過言ではない。これに加えて、腫瘍、先天異常、感染病理、免疫病理、分子病理学的手法についても概説する。
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