学部後期課程
HOME 学部後期課程 植物環境システム学
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月18日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

植物環境システム学

[概要]温室および人工光型植物工場は、被覆材や外壁によって屋外とのエネルギ・物質のやり取りが一定程度制限された、植物とその環境からなる一種のシステムであり、露地圃場とは異なるさまざまな特徴を持っています。この授業では、温室・人工光型植物工場という植物環境システムを対象として、その合理的な利用法や生産の効率化を考える上での基礎となる知識・理論を、工学と生物学の両方の観点から論じます。また、人工光型植物工場の新しい応用例として、植物を利用したバイオ医薬品などの高付加価値物質生産の話題も取り上げます。
[目標]温室・人工光型植物工場の基礎について学び、また日本におけるそれらの現状を理解することにより、それら植物環境システムの合理的な利用法や生産の効率化を考察する上での基礎となる知識・理論を身につける。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060320601
FAG-CE3G21L1
植物環境システム学
松田 怜
S1
水曜3限、金曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
[4/5]1. イントロダクション [4/10]2. 温室・人工光型植物工場(1):概論 [4/17]3. 植物生育の基礎 [4/19]4. 人工光型植物工場(1):歴史、システムの概要 [4/24]5. 人工光型植物工場(2):植物栽培における人工光の特徴 [4/26]6. 温室(1):作物、温室構造・資材 [5/1]7. 温室(2):栽培システム、栽培管理 [5/3]8. 温室(3):環境制御 [5/8]9. 温室・人工光型植物工場(2):それぞれの特徴 [5/10]10. 温室・人工光型植物工場(3):エネルギ・物質の収支と利用効率 [5/15]11. 温室・人工光型植物工場(4):日本の現状 [5/24]12. 人工光型植物工場における高付加価値物質生産(1) [5/29]13. 人工光型植物工場における高付加価値物質生産(2)
授業の方法
原則として対面で行います。なお、5/3(金)のみ、ハイブリッド(対面 + オンライン)で行う予定です。
成績評価方法
・レポート、小テスト、およびミニッツペーパー(リアクションペーパー)での質問内容、および授業中の質疑応答で評価します。 ・レポートは授業期間中に1回課します。レポートの課題、提出方法、および提出期限は授業中に指示します。 ・原則として、小テストを水曜日に、ミニッツペーパーを金曜日に、それぞれ実施します。 ・授業中の教員からの質問に対する優れた回答や、学生からの優れた質問に加点します。
教科書
なし。講義資料はUTOL等で配布します。
参考書
1. 人工光型植物工場 —世界に広がる日本の農業革命—、古在豊樹 著、オーム社、978-4-274-06880-5 2. TOMATOES 2nd Edition トマト 100トンどりの新技術と理論 低投入多収をめざして、エペ・フゥーヴェリンク 編著、中野明正・東出忠桐・松田 怜 監訳、農文協、978-4-540-19117-6 3. 施設園芸学 —植物環境工学入門—、後藤英司 編、朝倉書店、978-4-254-41043-3
履修上の注意
・授業の前には、当該授業で使用する資料に目を通しておくとともに、不明な用語等については可能な限り事前に自分で調べておいて下さい。 ・授業の後には、小テストの解答例やミニッツペーパーでの質問内容に対する教員からの回答を読み、内容を反芻するとともに、さらなる疑問点等があれば教員に質問して下さい。
その他
講義資料は担当教員や第三者の著作物です。これらを譲渡・配布したり、履修者本人以外がアクセス可能な形でネットワークにアップロードすることを禁止します。また、本講義のスクリーンショット撮影、録画や録音等も一切禁止です。