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最終更新日:2024年4月22日

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水工システム学

 持続的な農業生産を行うには、灌漑用水を必要な時に必要な量だけ農地へと届け、一方で農地における過剰な水を速やかに排除して、地区外へと排水する仕組みが必要である。この役割を担っている用水施設系と排水施設系を併せて、農業水利システムと呼ぶ。本講では、農業水利システムを構成する各種の水利施設、具体的には、水源施設、取水施設、送水施設、ポンプ場の計画・設計・施工・管理について、工学的な立場から解説する。
 本講の達成目標は、農業水利システムを構成する上記の水利施設について、(1)目的と機能、(2)構造、(3)設計・施工時の留意点、(4)維持管理上の留意点、を説明できることである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060320540
FAG-CE3G15L1
水工システム学
高木 強治
A2
月曜3限、火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
・ダム(1):ダムの種類、設計の基本事項 ・ダム(2):細部設計、ダムの管理 ・頭首工(1):設計の基本事項、施設構成と配置 ・頭首工(2):細部設計、頭首工の管理 ・地下水工 ・ポンプ場 ・水路工(1):水路組織、設計の基本事項 ・水路工(2):開水路の設計、管水路の設計 ・水路工(3):落差工、急流工、分水工、調整施設
授業の方法
〔B方式〕 Zoom上でスライドを順に見せて説明する (映像と音声を両方用いる)。講義資料の配布は、ITC-LMS を通して行う。通信状況などの事情でライブの授業を受講できなかった履修者は、リクエストによりオンデマンド授業を視聴することができる。ただし、オンデマンド授業の視聴は、授業への出席にはカウントされない。
成績評価方法
授業への出席 (20%)、中間試験 (40%)、期末試験 (40%) の総合評価とする。ただし、出席率が低い場合、履修単位は付与されないので留意のこと。
教科書
指定しない。
参考書
・農業農村工学会 (2016):資格試験のための農業農村工学必携 ・農業農村工学会 (2010):改訂七版 農業農村工学ハンドブック
履修上の注意
流れ学 (2年次A1A2ターム)、水理学 (3年次S1ターム)、水利環境工学 (3年次A1ターム) を履修しておくことが望ましい。
その他
講義の内容や資料は、教員あるいは第三者の著作物である。よって、許可なく講義画面のスクリーンショットを撮影すること、講義を録画・録音すること、さらにこれらをSNS上で共有したり、Web上にアップロードしたりすることは禁止する。 2021年度シラバス作成教員:高木強治
実務経験と授業科目の関連性
農研機構における勤務経験を有する教員が、農業農村整備事業に係る技術指導を通して培った実務経験を活かして、水工システム学について講義する。