学部後期課程
HOME 学部後期課程 都市農村計画学
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月18日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

都市農村計画学

人口減少,都市の縮退といった社会変化や,環境共生への要請の高まりを背景として,都市と農村の関係は大きく変化しつつある。これまでのような都市と農村を別々に扱う計画体系から脱却し,地域を一体的に整備していく計画手法の確立が求められているといえる。本講義では上記の問題意識のもと,ランドスケープという観点から地域を一体的に捉える手法と都市農村計画への応用の可能性を議論する。まず都市計画・農村計画の歴史,都市と農村の関係の歴史について講義を行う。次に,都市・農村の環境特性と環境評価の方法,都市計画や地域計画制度の内容,その適用について講義を行う。その上で,今後の都市農村の一体的整備について,事例をもとに議論をしていく。
環境共生型の都市・農村整備を進めるためには,都市成立の歴史的経緯を踏まえながら,基盤としての自然・社会環境を読み解き,その知見を計画へと応用するスキルが必要となる。本講義を通じて,
・ランドスケープという視点から都市農村空間を理解する手法を身につけること
・都市農村環境の保全・創出にかかわる様々な分析・評価・設計手法の可能性と限界を理解すること
・ランドスケープという視点から都市農村デザインを批評するスキルを習得すること
を目標としている。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060320060
FAG-CE3L04L1
都市農村計画学
村上 暁信
A1 A2
木曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
1)都市・農村・環境デザインの歴史 2)ランドスケープ計画の歴史 3)地図から地域の環境を読む 4)都市-農村の関係の変遷 5)都市農村地域の環境特性 6)気候風土と景観 7)都市化と環境問題 8)公園緑地計画の歴史 9)住み良い都市農村地域を実現する規制・事業・誘導手法 10)グリーンインフラストラクチャー 11)都市の公共空間,日常生活の中にある景観 12)成熟社会の都市と農村
授業の方法
原則対面で授業を行い,一部オンラインで実施します(対面・オンライン併用型Aとします)。教材や関連資料の配布はITC-LMSを通じて行います。
成績評価方法
最終レポートと講義中に課す小レポートにより評価 最終レポート 提出方法: オンラインで提出。提出方法,課題は授業中に指示をする。  提出期限: 授業中に指示をする。
教科書
Anne Whiston Spirn, "The Granite Garden: Urban Nature and Human Design", Basic Books, 1985. 亀山章 監修/小野良平 ・一ノ瀬友博 編,『造園学概論』,朝倉書店,2021. 講義時に紹介する。
参考書
蓑原敬,藤村龍至,饗庭伸,姥浦道生,中島直人,野澤千絵,日埜直彦,村上暁信:『これからの日本に都市計画は必要ですか』,学芸出版社,2014.
履修上の注意
事前に履修を求める科目はありません。