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最終更新日:2024年4月22日

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応用遺伝学

遺伝学は、現在、生命科学全体のなかでも中心的な法則を構成する存在となっている。遺伝学の概念は、それまでの古典的な経験法則の累積から、近年の集団遺伝学や分子遺伝学の著しい進歩により理論的構成をもつ学問へと構成されてきた。本講義では遺伝学を「突然変異の利用と突然変異解析を通じて生命現象の探求(遺伝子の機能やその制御を含む)および遺伝子が伝えられていく過程(進化を含む)を研究する学問」と定義し、これを理解するために必要となる遺伝子の構造と変異、集団・進化遺伝学の基礎について哺乳類を中心に平易に紹介した後、バイオテクノロジーを応用した遺伝子の同定と機能解析について解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060310980
FAG-CL3A01L1
応用遺伝学
内藤 邦彦
A1
月曜2限、木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
講義の内容(時間数) (Ⅰ)遺伝学の基礎-メンデルとメンデル遺伝学(1) (II)家畜の育種と品種(2) (III)遺伝子の構造と異常(3)   a) 染色体の構造と細胞分裂   b) 染色体異常   c) 哺乳類のゲノム構造   d) DNAレベルの異常 (IV)集団遺伝学-Hardy・Weinbergの法則(2) (V)進化遺伝学-分子系統樹の作り方(2) (VI)遺伝子の同定と機能解析(4)   a) 正方向遺伝学   b) 逆方向遺伝学
授業の方法
Powerpointのプレゼンテーションを用いて、講義の内容に記した項目を解説していく。 講義内容の項目ごとにプレゼンテーションを縮小印刷したプリントを配布する。 ただし、プリントは空白にしている部分もあるので、講義を聴きながらプレゼンテーションを参考に埋めて完成させる必要がある。 受講者に発言を求めることはしないので、自ら積極的に取り組み理解に努めること。 質問時間は特に設けない。何時でも受け付けるので、解らない場合には随時質問すること。 毎回、出席を取る。
成績評価方法
試験期間中に試験を行い、その点数で成績を評価する。 授業の欠席回数も成績に加味する。
教科書
特に指定しない
参考書
1)ヒトの分子遺伝学 村松正實他、メディカル・サイエンス・インターナショナル、   4-89592-424-6 C3047 2)哺乳動物の発生工学、佐藤英明・内藤邦彦他、朝倉書店、4-254-45029-3
履修上の注意
高校の生物Ⅱ程度の生物学の知識を必要とする。 教養課程で生物学の講義を履修していることが望ましい。