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最終更新日:2024年10月18日

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保全生態学

保全生態学
人間は生態系サービスに依存することで存在を維持している。我々は、その生態系サービスのかなりの部分を生物多様性がもたらしていることを知らなければならない。本講義では、生物多様性の意味とその価値を科学的に学び、生物多様性が加速度的に失われている現状を知るとともに、生物多様性の保全や健全な生態系の維持にはどのような指針や技術が必要なのか、生態系の修復にはどのような管理手法が求められるのかを学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060310520
FAG-CE3S04L1
保全生態学
吉田 丈人
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
授業では以下の内容について話す予定である。詳細なスケジュールは初回10月4日に通達予定である。 〇概論 ・ガイダンスー授業の進め方・成績評価等- (曽我:10/8水2限) ・生物多様性保全の現状と根本要因 (曽我:10/8水2限) 〇陸域生態系の保全と管理 ・陸域生態系の動態と生態系管理 (曽我:10/15水2限) ・陸域生態系の動態と生態系管理(主に都市生態系) (内田:10/22水2限) 〇生物多様性保全における新たな視点(進化・行動) ・進化の話1(迅速な進化と集団の絶滅・共存) (山道:10/29水2限) ・進化の話2(進化の理論と共有地の悲劇) (山道:11/05水2限) ・進化の話3(植物の繁殖戦略と保全) (西廣:11/19水2限) ・行動の話(動物行動と生態系管理・保全) (内田:11/12水2限) 〇水域(淡水)生態系の保全と管理 ・淡水生態系の生物多様性と自然再生 (吉田:12/03水2限) ・流域スケールでの生態系管理 (西廣:12/24水2限) 〇生態系の活用、社会とのつながり ・生態系を活用した防災減災・グリーンインフラ・伝統知 (吉田:12/10水2限) ・生態系保全の政策について (ゲストスピーカーとして環境省の方:12/17水2限) ・人と自然のつながり (曽我:1/14水2限)
授業の方法
A1ターム水曜2限に対面で実施(ただし一部集中、一部オンライン)
成績評価方法
出席と課題に対するレポート提出により評価する。
教科書
特になし。その都度配布する。
参考書
1)「保全生態学入門-遺伝子から景観まで」鷲谷いづみ・矢原徹一.文一総合出版. 2)「人間活動と生態系」日本生態学会編 共立出版 3)「水田生態系における生物多様性」農林水産省農業環境技術研究所編 養賢堂 4)「保全遺伝学入門」R.Frankam, J.D.Ballou, D.A.Briscoe著・西田睦監訳.文一総合出版. 5)「国連ミレニアム エコシステム評価 生態系サービスと人類の将来」横浜国立大学21世紀COE翻訳委員会責任翻訳.オーム社
履修上の注意
A1・2ターム水曜2限に対面で実施(ただし一部集中)
その他
2024年度シラバス作成教員:曽我昌史