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最終更新日:2024年4月1日

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発酵工学

人類は、微生物の有する種々の代謝機能を有史以前から利用してきた。また、そうした機能が微生物由来であることを理解した後には、安定かつ高効率に当該機能が発揮されるように、多くの工夫を重ねてきている。発酵工学とは、微生物を利用した物質生産にかかわる数々の問題に対して、工学的な見地から解決を図ろうとして得られた知識を集大成した学問分野であり、微生物学、微生物生理学、生化学、分子生物学といった基礎的な学問分野から、工業微生物学や生物化学工学といった応用的分野にまで広く及んでいる。本講義においては、発酵工学の成り立ちを簡潔に紹介した後、培養工学、代謝制御工学の理論的背景を理解し、有用微生物の単離・育種から工業的利用までの一連の過程を体系的に理解することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060310250
FAG-CL3C28L1
発酵工学
新井 博之
A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
以下の項目について授業を行う。順番は前後する場合がある。 1.発酵工学の歴史 2.有用微生物の探索、育種 3.微生物代謝工学 4.微生物の増殖速度論 5.培養工学、培養装置 6.発酵生産物の単離、精製
授業の方法
オンライン授業により実施する。 講義資料は事前にITC-LMSで配布する。
成績評価方法
詳細は検討中だが、出席と試験またはレポートにより総合的に評価する。
教科書
特に教科書は用いないが以下を参考にする。 生物化学工学 東京化学同人 新版生物反応工学 産業図書 基礎から学ぶ生物化学工学演習 コロナ社 発酵工学の基礎 学会出版センター
参考書
特に指定しない。
履修上の注意
微生物学と生化学の基礎知識が必要であり、予め履修または予習してあることが望ましい。
その他
2021年度シラバス作成教員:新井 博之
実務経験と授業科目の関連性
協和発酵工業株式会社において産業用微生物取扱い経験を有する教員が、実務経験を活かして発酵工学について講義する。