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最終更新日:2026年10月16日

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植物分子生理学

我々の衣食住は、植物の様々な活動に支えられている。その利用には、生物としての植物の理解が欠かせない。植物には、他の生物には見られない様々な特徴があるが、それは、光合成によるエネルギー獲得や根を下ろした場所で生育するという固着性の生活スタイルと深く関連している。

固着性の生活スタイルにより、植物はさまざまな外部環境にさらされるという宿命にある。そのため、植物は外部環境の変動に対し、自らの生理状態や成長を変化させることで対応する、高い可塑性を独自に進化させてきた。本講義は、このような高い可塑性の原理について、生理現象の背景にある分子機構から理解することを第一の目的とする。さらに、これらに基づいて、様々な農業形質の背景にある分子機構や、作物の分子育種に関しての理解を深めることを目指す。

講義では、まず、植物細胞の内部構造や形態形成の基本原理を解説する。次に、環境条件に応じて成長が変化する仕組みや、非生物的環境ストレスや病虫害ストレスに対応する仕組みについて、分子機構から解説する。さらに、植物の成長制御や生理応答に大きな役割を果たす植物ホルモンのシグナル伝達系に関する分子機構を概説する。最後にこれらの知見をもとにした分子育種の現状と展望について解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060310061
FAG-CL3C07L1
植物分子生理学
溝井 順哉
A1
木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
農学部
授業計画
1. イントロダクション 2. 植物細胞の構造とオルガネラの生物学 3. 植物の形づくりの基本原理 4. 植物の形づくりと環境応答 5. 植物のストレスに対する応答 6. 植物ホルモンのシグナル伝達機構 7. 分子育種
授業の方法
スライドを用いた授業を行う。また、毎回の授業の終わりに講義内容に関する小テストを行う。
成績評価方法
毎回の授業で行う小テストをもとに評価する。遅刻は減点とし、大幅な遅刻は出席と認めない。
履修上の注意
本講義は、以下の基礎知識を前提に行う。 ・DNAの複製、遺伝子の構造、転写や翻訳などの分子生物学の基礎知識 ・植物個体および細胞の基本的な構造や、光合成や代謝などの植物生理学の基礎知識
その他
本講義のスライド撮影、録画や録音等は一切禁止する。