学部後期課程
HOME 学部後期課程 植物栄養学
過去(2022年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

植物栄養学

植物栄養学
植物は一次生産者として人類を支えている。世界人口の増加に伴う食糧需給の逼迫や環境問題を解決する上で植物の重要性は増々高まっている。植物は独立栄養生物であり、土壌の無機栄養条件を感知し、それに応じて吸収、輸送、代謝を制御して成長することができる。その一方では、多くの土壌は栄養欠乏であり、植物の生産を高めるためには施肥等によって植物の栄養状態を適切に保つことが重要である。また、植物の栄養吸収は地球の元素循環の重要な過程の一つであり、環境に大きな影響を与える。本授業では、植物の栄養吸収や輸送、その制御の仕組みやその知見の最新の応用例について解説するだけでなく、農業を支え、環境を維持するための植物の栄養吸収や肥料についての役割について解説する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060310051
FAG-CL2C06L1
植物栄養学
藤原 徹
S1 S2
火曜1限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
1)植物栄養学の歴史 2)肥料の農業生産における役割 3)植物の必須元素 4)植物の栄養吸収と長距離輸送 5)窒素、リン酸、カリウムの吸収、輸送、代謝と機能 6)硫黄、カルシウム、マグネシウムの吸収、輸送、代謝と機能 7)微量必須元素の吸収、輸送と機能 8)有用元素、有害元素の吸収と輸送 9)植物の栄養欠乏と栄養診断 10)植物の栄養条件に対する応答反応と応答機構 11)植物の栄養特性の改善 12)植物の養分吸収と環境 (複数回の講義にわたる項目もある)
授業の方法
火曜日午前8時半から農学部2号館化2教室において、スライドを紹介しつつ解説を行う。必要に応じて学生との討論を行う。課題を与える場合もある。基本的に対面授業として行うが、状況によりオンラインとする場合も想定している。詳しくは講義の中で説明する。
成績評価方法
試験に基づいて評価する予定
教科書
参考図書として 植物栄養学(第2版)文永堂出版 4-8300-4119-6 を挙げるが、他の植物栄養学の教科書を参考にしても良い。
参考書
テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 土壌学概論 などが関連分野として参考になる。
履修上の注意
特に無し
その他
2022年度シラバス作成教員:藤原 徹
実務経験と授業科目の関連性
農業現場での指導等の経験を交えた話をする。