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最終更新日:2026年10月16日
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植物分類・形態学
植物分類・形態学とは、植物形態の存在理由を問う学問 - なぜ稲が稲らしく麦が麦らしいかを、系統発生上の類縁関係、成長様式の異同や、それぞれの生活にとっての意義などの様々な観点から総合的に理解しようとする学問 - である。農学の基礎として私たちが植物分類・形態学を学ぶ理由とは何だろうか。農林業は植物の生産を利用する産業であり、それら有用植物の分類と形態は農林業の基礎科学として重要であることは言うまでもないが、それだけが理由ではない。生物学の中で最も古くに確立した学問分野である分類学と形態学は、3世紀に亘る歴史のなかで、互いに密接に関わり合いながら、階層的な構造(器官、体節、個体)のもつ意味、全体における部分の挙動、形態と環境の関わりといった、有機体の本質的問題を深く考究してきた。農学の諸分野が専門分化して農業生産過程の全体が見えにくくなっている中で、こうしたホリスティックな視点は、複雑系としての農業生産過程を考える上でますます重要性を増してきている。本講義では、分類・形態学を通して、ホリスティックにものごとを見ることの重要さを伝えたい。
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