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最終更新日:2024年4月22日

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化合物の多様性と生理機能Ⅱ

農学に関連した生命現象は、 例えば植物の発根、 発芽、 伸長成長、 開花、 昆虫や甲殻類の交尾、 産卵、 脱皮、 変態、魚類の温度適応、微生物や微細藻類の二次代謝物、脊椎動物の雌雄誘引のように多様であるが、 これらの現象の発現制御にはホルモンをはじめとする様々な生物活性物質が関わっている。 農学部の多くの研究室では、 生物の持つ生き物としての共通性、 多様性に基づく様々な生命現象を化学的な立場から理解しようとする研究が幅広く展開されている。 その結果、 低分子の化合物から、 高分子の化合物に至るまで、 いわゆる生物活性物質と呼ばれる多くの化学物質の構造とそれらの機能や生理作用、 さらには合成法に関する貴重なデータが集積されつづけている。 このような知見は、 生物生産や食品栄養、 生理などの農学分野のみにとどまらず、 医農薬、 工業生産など人間生活にも深く関わる関連諸分野にも広く応用されて来た歴史を持ち、 益々拡大されつつある。  本講義においては、 このような生物活性物質の多様な構造とそれらの示す生理作用や機能と生物現象との関わりや役割などについて農学部の教員の自身の研究の中から生まれた興味 深いテーマを選択して講義し、 この分野の学問の重要性、 面白さ、 将来への展望について理解を深めることを目的とする。  本講義は、 A2に開講される「化合物の多様性と生理機能Ⅱ」と同様の目標・概要を有する講義であり、両方の単位を取得することが望ましい。また複数の教員がそれぞれの分野について解説するオムニバス形式で行うが、この方式もI、Ⅱの両講義において共通である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060100086
FAG-CC2I09L1
化合物の多様性と生理機能Ⅱ
浅見 忠男
A2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
11月20日 食と毒  内田浩二 11月27日 昆虫フェロモンなどの化学信号物質の合成とその意義 滝川浩郷 12月4日  生物が匂いやフェロモンを感知する分子機構 東原和成 12月11日 昆虫でみるホルモンが制御する本能的摂食行動 永田晋治 12月18日 水圏生物が生産する発ガン物質および制ガン物質について 松永茂樹 1月08日  ステロール誘導体の多様性と多様な生理活性 潮秀樹 1月15日 予備日
授業の方法
主としてスライドを用いた授業を行う。スライドの原稿を資料として配付する。
成績評価方法
レポートにより評価する。 1)各講義の最後にレポートの課題を提示する。 2)原則として次回講義開始前に、前回レポートを講義担当教員に提出する。 3)レポートは各15点満点とする。講義は6回あるので90点満点となる。最終回のみ次週水曜日を締め切り日として教務課に提出することとする。 4)ただし教員によってはレポートを当日回収する場合もある。
教科書
プリントを配布する。
参考書
植物ホルモンの科学
履修上の注意
3回以上の欠席は単位取得が難しくなります。