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最終更新日:2024年3月15日

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人口と食糧

  食糧に対する需要、食糧生産に利用可能な資源、食糧生産の技術の3つの側面から、人類が直面している食糧問題の現状とその解決策について講義する。食糧問題に関するバランスのとれた知識と食糧生産に関わる最先端の科学のエッセンスを伝えることにより、農学生命科学を専門的に学ぶ意義について、グローバルな視点から理解を深めることをねらいとする。
 講義は大きく分けて4つのパートからなる。第一に、食糧問題の構図を把握するための講義であり、世界の食糧需給の展望や、食糧需要変動要因としての人口や所得水準の問題を取りあげる。第二に、耕地生態系における食糧生産について、資源の賦存状況と利用技術の観点から概説する。第三に、畜産資源や水産資源の管理と食料生産を取りあげ、グローバルな視野と歴史的な観点から、利用技術の発展や資源の賦存状況について解説する。第四に、土壌学や植物バイオテクノロジーの観点から食糧生産の科学について取り上げるとともに、作物の病気の防除の現状や重要性について解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060100011
FAG-CC2I01L1
人口と食糧
齋藤 勝宏
A1 A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
1) 世界の食糧問題 2) 人口政策と食糧の分配 3) 食糧問題と研究開発:緑の革命の経済分析 4) 作物生産力の遺伝的改変 5) 作物の病気と食糧生産 6) 水資源の管理と食糧生産 7) 動物資源と食料生産:畜産の多様性と役割 8) 水圏における食料生産の特徴 9) 水産資源の管理と水産物需給の将来 10) 水産資源の増殖と養殖 11) 作物生産を支える土壌:土壌肥沃土の維持・評価 12) 地球環境劣化と食糧の確保:環境耐性作物の開発 13) 健康と食糧:食品機能の活用と健康維持
授業の方法
授業計画の各項目について、オムニバス形式による授業を行う。
成績評価方法
出席とレポート提出により評価する。 レポート課題は講義最終日に配布する。レポート締切りは未定(1月上旬の予定)。提出場所は、農学部教務第1係(農学部3号館1階学生サービスセンター内)。
教科書
準教科書として、生源寺眞一編著『人口と食糧』(朝倉書店)を指定する。 また、各授業で参考文献を紹介する。
参考書
必要があれば、各回の授業で指示する。
履修上の注意
授業開始後20分が経過したら出席をとるので、遅刻しないよう注意すること。