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最終更新日:2024年8月27日
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量子コンピューター実習
IBM Quantumを用いた量子コンピュータ実習:ハードとソフトで学ぶ
新しい計算パラダイムとして、超伝導量子ビットやイオントラップ、光量子など
を用いた量子コンピュータの研究開発が急速に進んでいる。しかし、現在の量子
コンピュータはNISQと呼ばれ、量子ビット数が限られる上にノイズの影響を
受けやすく、汎用型計算機として使うことは難しい。そのため、ハードウェア
からソフトウェア、アルゴリズムに至るさまざまな階層で、目的に応じた
研究開発が必要である。このNISQの実用化が量子コンピュータ成功の鍵を握って
おり、理想的な環境でのアルゴリズム開発とは異なる、実践的な知識を持った
人材が強く望まれている。
本講座では、現在の量子コンピュータを使うことに重点を置いた授業を行う。
特に、IBMの量子コンピュータとソフトウェア環境Qiskitを使って、
1)量子アルゴリズムの基礎と実習
2)量子プログラミングとIBM Quantum環境での実習
3)量子ダイナミクスシミュレーションや量子機械学習など、応用に適した
量子アルゴリズムの実習
4)超伝導量子コンピュータの基礎と動作原理、計算を実行する仕組みなど
を学ぶ。
また希望者を対象に、人数を限定する選抜形式で
5)超伝導量子コンピュータや光量子など、実際のハードウェアを使った実習
を行い、どのように量子計算が実機で行われるのか直接体験する。
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