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最終更新日:2025年4月21日
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人類学特別講義III
(前半)考古学研究者がどのように思考し、どのような視点で考古学的資料を捉え、どのような点を重視して歴史的叙述を行うのかという研究活動を知ることは、考古学と人類学がバイオ・アーケオロジー的共同研究を進めていく上で、非常に重要なことである。本授業では、縄文時代における埋葬人骨出土例を中心に、縄文時代における墓制論・社会構造論がどのように発展してきたのか概観し、その知識を得ることを目標とするとともに、これらの研究成果に対して考古学と人類学がどのようにかかわることできるのか、その現状と将来的展望について見通したい。
(後半)この講義では、生物としての人間(ヒト)の成り立ちに関し、古人類・古霊長類学から現在何がわかっているかについて、最新の研究に触れながら解説をする。ヒトの進化史の中でも、中新世(2300万年前〜530万年前)を中心にヒト上科(類人猿)の誕生と放散、古環境変化、現生類人猿とヒト系統の分岐とその背景などを主に取り上げる。古生物学的な知識は特に必要とはしない。生物進化に関する基本的な知識は事前に学習しておくこと。
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