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最終更新日:2025年4月21日
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進化発生生物学
進化発生学(Evo-Devo)分野の現状と残された問題について
現存の生物は長年に渡る進化の産物であり、多様な形態、機能、生態へと適応放散してきた。多様とは言え、ダーウィン進化論以来、それぞれの生物の系統関係は次々と明らかになってきている。では、そうした進化の過程で、どういった特徴が変化することで、これほど多様な姿をした生物の出現に繋がったのだろうか。体づくりのどのプロセスを変化させてきたのだろうか。この問題に答えるのが現代の進化発生生物学と言える。本講義では特に多細胞動物を例に、進化の過程で変化した遺伝情報や胚発生過程を理解することで、その進化のプロセスを学ぶ。また、こうした基礎知識や現状の科学的理解を踏まえた上で、未だ解明されていない謎について考え、議論する。
人工的な進化とも言える犬などの育種の例や、数億年スケールの大規模な進化の例に触れるだけでなく、進化と発生の一般関係則解明に向けた取り組みなど、最新の知見まで概観しつつ、進化生物学における基本的な考え方とを身につけたい。
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