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最終更新日:2024年4月22日

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植物発生学II

植物発生学II/Plant Developmental Biology II
動物と共通祖先から派生し、独自に多細胞化した植物。本授業では、植物発生のなかで、生殖生長について詳しく学ぶ。栄養生長を続けてきた植物が、環境をセンシングして適切なタイミングで生殖生長へと転換する。これにより、次世代に命を繋ぐための精密なプログラムが働き出す。一連の仕組みを知り、植物を深く理解する。具体的には参考書に挙げた書籍(該当項目)のレベルの知識を習得する。生殖生長の理解は、植物の本質や、進化による細胞機能の多様化の理解に繋がる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0540046
FSC-BS3O09L1
植物発生学II
東山 哲也
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
以下の内容について説明する予定である。 1. 環境のセンシングとFLC 2. 花成ホルモン フロリゲン 3. ABCモデル 4. AGAMOUSと幹細胞 5. 減数分裂 生殖細胞 動植物の大きな違い 6. 卵生殖 種子植物 被子植物 7. 自家不和合性 自他認識 8. 花粉管ガイダンス 9. 受精 10. 母性遺伝 多様な細胞質遺伝 11. 種認証 父母のゲノム 12. トピックス FERONIA 13. 初期発生 そして栄養生長へ
授業の方法
毎回資料を配布し、説明する。基本的に対面による授業を行うが、状況に応じてオンラインやハイブリッドも用いる回もあり得る。
成績評価方法
出席と授業時間中の小テストにより評価する。小テストにより、理解度を確認しながら進める。小テストでは授業に対する質問も書いてもらい、次の回で全ての質問に対する回答を丁寧に解説する。
教科書
指定しない。資料はその都度配布する。ただし、以下の参考書のうち、1は安価であり、生殖生長を中心とした植物発生学についてとても良くまとめられているので、購入を強く推奨する。また、授業の範囲に限らず植物科学について理解を深めたい学生には、3を薦める。
参考書
1.花の分子発生遺伝学 -遺伝子のはたらきによる花の形づくり- 平野博之・阿部光知 (裳華房)(教科書指定を検討中) 2.植物の生存戦略 「じっとしているという知恵」に学ぶ(朝日新聞社) 3.テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版(講談社)
履修上の注意
90分授業とする(10:25~11:55)。毎回の授業に対する質問、教員からの回答を受けての自主的な学習により、授業を補完する。
その他
特になし。
実務経験と授業科目の関連性
植物発生学Ⅰ 生物科学専門実習 特別実習Ⅰ・Ⅱ