1)序 Introduction
放射化学という学問および関連学問分野
アイソトープ・放射線の利用と原理
2)原子核と放射能 Nuclei and radioactivity
原子核(構成と種類、核種とアイソトープ、原子の質量と結合エネルギー、原子核の安定性)
核壊変現象(放射壊変と放射能、放射性核種、壊変様式、壊変の法則と放射能、放射平衡)
天然放射性核種(放射性壊変系列、壊変系列をつくらない天然核種、宇宙線生成核種、元素合成)
3)原子核反応とアイソトープ製造 Nuclear reactions and preparation of isotopes
核反応、核反応の記載法、加速器・中性子源とアイソトープ製造
4)原子核現象と化学状態 Nuclear phenomena and chemical environments
壊変現象に及ぼす化学効果、メスバウアー効果など
アイソトープと放射線の利用
放射化分析、年代測定、生物学・医学における応用
5)放射線の性質および物質との相互作用 Properties of radiations and interactions with materials
放射線のエネルギーと透過力
荷電粒子の減速(α線、β線)
光子の減衰(γ線、X線)
中性子の反応と放射化
放射線による化学反応
6)放射線の測定法 Radiation detection and measurement
検出法の分類と原理・特徴
電離箱、GM管、シンチレーション検出器、半導体検出器、化学線量計
放射線の計数とエネルギー測定
7)放射線の生物学と防護学 Radiation biology and protection
放射線量の単位
放射線が生体に及ぼす効果
放射線のリスクと防護の考え方
8)原子核の構造と原子力 Nuclear structure and nuclear energy
原子核の種類、構造と準位
核分裂反応、原子力の原理、原子力事故、放射性廃棄物の処理・処分