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最終更新日:2024年10月18日

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有機化学III(反応論)

反応機構の研究法や反応形式の分類などを通して反応の支配因子について、基本原理を概説する。また、生体分子(糖・アミノ酸など)、カルボニル化合物、アミン類の有機化学についても学ぶ。

具体的には、以下のトピックについて学ぶ。
1. 熱力学
2. 反応速度論
3. 熱力学支配と速度論支配
→反応中間体の決定方法
→反応機構の決定方法(律速段階の決定、クロスオーバー実験、同位体標識実験)
4. 反応速度におよぼす置換基効果(ハメット則)
5. 反応速度におよぼす溶媒効果、相関移動触媒
6. 速度論的同位体効果
7.カルボニル化合物の合成
8.カルボニル化合物の反応
9.糖の有機化学
10.アミノ酸とペプチドの有機化学
11.アミンの合成と反応


In this class, you will learn basic and some advanced aspects of kinetics in organic chemical reactions. You will also learn organic chemistry of biomolecules (sugars, amino acids, etc.), carbonyl compounds, and amines.

More specifically, the class will cover the following content:
1. Thermodynamics
2. Chemical Kinetics
3. Thermodynamic control and kinetic control
→Determining reaction mechanisms (rate-determining steps, etc.)
→Determining reactive intermediates
4. Substituent effects
5. Solvent effects
6. Kinetic isotope effects
7. Synthesis of carbonyl compounds
8. Reaction of carbonyl compounds
9. Organic chemistry of sugars
10. Organic chemistry of amino acids and peptides
11. Synthesis and reaction of amines
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0530042
FSC-CH3203L3
有機化学III(反応論)
菅 裕明
S1 S2
水曜2限、金曜2限
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講義使用言語
英語
単位
3
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
授業の目標、概要を参照のこと
授業の方法
講義および演習 lecture and exercise
成績評価方法
出席および試験結果を総合して評価する。 Attendance and final exam
教科書
"Organic Chemistry" by Richard J. Mullins 「マリンス 有機化学(上、下) 」 “Advanced Organic Chemistry”, 5th ed. by Francis A. Carey, Richard J. Sundberg
参考書
“Organic Chemistry” by Maitland Jones, Jr. and Steven A. Fleming 「ジョーンズ 有機化学(上、下)」奈良坂紘一 ほか 訳,東京化学同人 “Organic Chemistry” by J. Clayden, N. Greeves and S. Warren 「ウォーレン 有機化学(上、下)」野依良治 ほか 訳,東京化学同人 “The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms” by Robert B. Grossman 「有機反応機構の書き方 基礎から有機金属反応まで」奥山格 訳,丸善 “Strategic Applications of Named Reactions in Organic Synthesis”, by Laszlo Kurti, Barbara Czako 「人名反応に学ぶ有機合成戦略」富岡 清 ほか 訳,化学同人 「改訂 有機人名反応 そのしくみとポイント」東郷秀雄,講談社 「新版 有機反応のしくみと考え方」東郷秀雄,講談社
履修上の注意
授業の目標、概要を参照のこと 毎回の講義内容に応じて適宜予習・復習に励むこと