学部後期課程
HOME 学部後期課程 有機化学III(反応論)
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

有機化学III(反応論)

反応機構の研究法や反応形式の分類などを通して反応の支配因子について、基本原理を概説する。また、生体分子(糖・アミノ酸など)、カルボニル化合物、アミン類の有機化学についても学ぶ。

具体的には、以下のトピックについて学ぶ。
1. 熱力学
2. 反応速度論
3. 熱力学支配と速度論支配
→反応中間体の決定方法
→反応機構の決定方法(律速段階の決定、クロスオーバー実験、同位体標識実験)
4. 反応速度におよぼす置換基効果(ハメット則)
5. 反応速度におよぼす溶媒効果、相関移動触媒
6. 速度論的同位体効果
7.カルボニル化合物の合成
8.カルボニル化合物の反応
9.糖の有機化学
10.アミノ酸とペプチドの有機化学
11.アミンの合成と反応


In this class, you will learn basic and some advanced aspects of kinetics in organic chemical reactions. You will also learn organic chemistry of biomolecules (sugars, amino acids, etc.), carbonyl compounds, and amines.

More specifically, the class will cover the following content:
1. Thermodynamics
2. Chemical Kinetics
3. Thermodynamic control and kinetic control
→Determining reaction mechanisms (rate-determining steps, etc.)
→Determining reactive intermediates
4. Substituent effects
5. Solvent effects
6. Kinetic isotope effects
7. Synthesis of carbonyl compounds
8. Reaction of carbonyl compounds
9. Organic chemistry of sugars
10. Organic chemistry of amino acids and peptides
11. Synthesis and reaction of amines
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0530042
FSC-CH3203L3
有機化学III(反応論)
菅 裕明
S1 S2
水曜2限、金曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
英語
単位
3
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
授業の目標、概要を参照のこと
授業の方法
講義および演習 lecture and exercise
成績評価方法
出席および試験結果を総合して評価する。 Attendance and final exam
教科書
「ジョーンズ 有機化学(上、下)」 「有機反応機構の書き方 基礎から有機金属反応まで 奥山格 訳」 “Organic Chemistry” by Maitland Jones, Jr. and Steven A. Fleming, “The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms” by Robert B. Grossman
参考書
「ボルハルト・ショアー 現代有機化学(上、下)」 「新版 有機反応のしくみと考え方 東郷秀雄」 “Organic Chemistry: Structure and Function”, 7th ed. By K. Peter C. Vollhardt, Neil E. Schore “Advanced Organic Chemistry”, 5th ed. by Francis A. Carey, Richard J. Sundberg
履修上の注意
授業の目標、概要を参照のこと 毎回の講義内容に応じて適宜予習・復習に励むこと