無機化学I

元素の起源と量　 　　　宇宙、地球上の元素の起源と存在量、分布について述べる。 原子の電子構造：総論 　　　多電子原子の性質を概観する。 周期表の概観 　　　元素の周期的性質として、原子半径、イオン化ポテンシャル、 　　　電子親和力、などの諸パラメータと関連付けて解説する。 共有結合 金属結合 イオン結合 　　　異なる結合様式について解説する。 　　　特に共有結合では分子の対称性を群論を用いて解析し、 　　　物理学的性質や分光学的性質とどのように関わっているかを述べる。 無機熱力学 　　　無機化合物の熱力学を定量的に議論する。 溶媒と酸塩基挙動 　　　酸塩基を取り上げる。

第1週のみオンライン講義

ITC-LMS上でのミニッツペーパーの提出 中間テストおよび期末テスト を予定しています。

Shriver and Atkins' Inorganic Chemistry シュライバー・アトキンス無機化学（上）

1) 全般：ハウスクロフト無機化学（上）, C. E. Housecroft, A. G. Sharpe 著, 巽 和行, 西原 寛, 穐田 宗隆, 酒井 健 監訳, 東京化学同人, 2012 Descriptive Inorganic Chemistry, G. Rayner-Canham, T. Overton, Freeman または レイナーキャナム無機化学, G. Rayner-Canham, T. Overton著, 西原　寛、高木　繁、森山広思訳, 東京 化学同人, 2009　 2) 金属・無機物の章： 固体の電子構造と化学 　１，３，４章 P A Cox 著, 魚崎 浩平, 米田 龍, 高橋 誠, 金子 晋 訳 技報堂出版 3) 熱力学の章 分子間力と表面力 ８章まで Jacob N. Israelachvili (著) 大島広行 (翻訳) 朝倉書店; 2013 4) 点群

特にありません

いくつかの無機化合物について、企業での研究開発経験のある教員による具体的な応用例の紹介を含む。