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最終更新日:2025年10月17日

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地球惑星環境学基礎演習II

⽬標︓計算機を⽤いた地球惑星環境学への数理的アプローチの習得。プログラミングの基礎およびデータ解析⼿法(統計解析、時系列解析)の原理と実際を学ぶ。

概要︓本演習は,地球惑星環境学分野における諸問題を,計算機を⽤いたデータ解析や数値シミュレーションによって理解・研究するための基礎知識及び基礎技術の修得を⽬的とする.地球惑星環境学分野の学⽣や研究者は,観測データ,実験データ,野外で取得したサンプルの分析データなどを扱うことが多い.こうしたデータは,最近ではほとんどの場合,既成のソフトウェアを使って解析される.しかし,データ解析の原理を理解せずに良くわからない“ブラックボックス”を通して簡単に結果を得ることは決して望ましくないばかりか,誤りに気づきにくいという弊害も⽣んでいる.データ解析に際しては,データ処理に伴う誤差の取り扱いをよく理解しておくことも⼤変重要である.実際に⾃分でプログラムを組みデータを処理する経験は,こうした理解を⼤きく助けるものと考えられる. 本演習では,数値計算⼿法の基礎知識や基礎技術の修得を⽬指してはいるが,それは必要最低限のものであって,⾼度な専⾨技術の修得や数値計算のプロフェッショナルを養成することは⽬的としていない.本演習では,計算機を使ったデータの取り扱いの「経験」を通じて,データ解析⼿法の「考え⽅」や「原理」を理解することに主眼をおく.プログラミング言語としてPythonを用いる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0528028
FSC-EE4015S1
地球惑星環境学基礎演習II
吉森 正和
S1 S2
月曜3限、月曜4限 他
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
第01回 ガイダンス/Python⼊⾨(1)(吉森) 第02回 Python⼊⾨(2)(吉森) 第03回 Python⼊⾨(3)(吉森) 第04回 確率変数(1)(野津) 第05回 確率変数(2)(野津) 第06回 区間推定と仮説検定(1)(野津) 第07回 区間推定と仮説検定(2)(野津) 第08回 母集団が未知のときの統計解析(1)(野津) 第09回 母集団が未知のときの統計解析(2)(野津) 第10回 スペクトル解析(1): フーリエ級数,フーリエ変換(吉森) 第11回 スペクトル解析(2): 離散フーリエ変換,窓関数(吉森) 第12回 スペクトル解析(3): 氷期-間氷期サイクル(吉森)
授業の方法
データ解析に関する講義及び計算機を⽤いたデータ解析実習
成績評価方法
出席及びレポート課題の提出
教科書
特になし
参考書
授業で参考書を紹介する。
履修上の注意
本授業の履修者は、ノートPCとその電源ケーブルを必携とする。OSやスペックは問わない。 初回授業までに、履修者は自分のノートPCについて以下の準備をしておいてください。 ・学内無線LAN(U-Tokyo WiFiまたは理学部のWiFi)に接続できること。 ・Python実行環境である Jupyter Lab がインストールされていること。 3月末までにJupyter Labのインストール方法の例をITC-LMSに掲載しておくので参考のこと。 インストール方法が分からない場合は授業初回までに担当教員にメールで相談すること。