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最終更新日:2024年4月22日

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地球生命進化学

古生物学と進化生物学の理論や研究法の基礎を学習し、生命進化のパターンとプロセスを理解する。特に化石の形態学的情報を基に、系統関係や進化の解析を行う方法について紹介する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0528021
FSC-EE3009L1
地球生命進化学
對比地 孝亘
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
第1回 古生物学と周辺科学, 化石とその保存(タフォノミー):古生物学史の概略,化石の種類,化石鉱脈,化石記録の不完全性 第2回 個体の成長:硬組織の成長タイプ,絶対成長と相対成長,アロメトリーとその進化学的意義 第3回 集団と変異:集団内の表現型変異のタイプ,集団遺伝学の基礎概念 第4回 自然淘汰と小進化:遺伝的浮動,自然選択と淘汰の種類 第5回 種の概念と系統学の理論:様々な種概念,種分化のメカニズム,形態に基づく系統推定法 第6回 分類と命名規約:分類体系に関する議論,単系統群と側系統群,動物命名規約とPhylocode 第7回 大進化:進化パターンの種類とそのメカニズム,種選択,selectionとsortingの区別,大規模な形態変化を引き起こすメカニズム 第8回 適応と形態進化: aptation, adaptation, exaptationの区別とその古生物学における例,相同とホモプラシー,系統学的比較法 第9回 機能形態学:パラダイム法とそれ以降の研究例の紹介,系統関係の情報との組み合わせによる進化形態学研究の現在 第10回 古生態学:生態学の基本概念,生痕化石とIchonofacies,化石記録に基づく動物生態の復元,地質時代を通じた生態系の変遷 第11回 生物多様性の変遷:生物多様性変化に関する理論,Sepkoski curveとその理論モデル,生命史における大イベント 第12回 古生物地理学:動物区の区別,生物の地理的分布の制限要因,多様性の地理的パターン,分断生物地理学と系統学的推定法,Great American Interchange 第13回 大量絶滅:5大絶滅イベント(特に生物の応答について),絶滅からの生態系の回復プロセス,人類の影響下での過去の絶滅
授業の方法
配布資料およびパワーポイントを用いた通常講義
成績評価方法
期末試験、出席点
教科書
なし
参考書
D. J. Futuyma & M. Kirkpatrock. Evolution. 4th edition. Sinauer.
履修上の注意
特になし