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最終更新日:2025年4月21日

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量子力学I

量子力学1
量子力学の基礎について理解する。
講義前半では、シュレディンガー方程式や波動関数の意味を理解することを目的とする。そして、1次元の束縛問題、散乱問題の典型的な例を解説する。
講義後半では、量子力学の理論的な構造を掘り下げるとともに、正準量子化の手順やヒルベルト空間の概念を導入する。同時に、ディラックのブラ・ケット記法について学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0515086
FSC-PH2120L1
量子力学I
諸井 健夫
A2
月曜3限、月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
1. イントロダクション ・粒子と波 ・古典描像から量子描像へ 2. シュレディンガー方程式 ・シュレディンガー方程式と波動関数 ・確率解釈と物理量の期待値 ・不確定性関係 3. 1次元の束縛状態 ・1次元の箱に閉じ込められた粒子 ・井戸型ポテンシャル 4. 1次元の散乱 ・自由粒子の波動関数:平面波 ・散乱問題のいくつかの例 5. 量子力学の体系 ・エルミート演算子と物理量 ・波動関数の空間 ・ディラックの記法と演算子を用いた定式化 ・正準量子化 6. 調和振動子 ・調和振動子の量子論的扱い:演算子法 ・調和振動子の量子論的扱い:波動関数
授業の方法
板書(オンラインの場合は画面上へ)による。
成績評価方法
基本的には期末試験で行う、理解を助けるためレポート課題を出す。試験の結果によってレポートの提出状況を成績評価に勘案することもある。試験が行えない場合は、レポートにより成績評価を行う。
教科書
特になし
参考書
「量子力学1」猪木慶治・川合光
履修上の注意
演習を履修していない(履修できない)学生でも、講義だけで理解が完結できるような内容にしている。しかし物理学の習得に具体的な計算は欠かせない。講義時間だけでは全ての典型的な例題を取り扱うことはできないので、レポート課題を自習の助けとすること。