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最終更新日:2024年10月18日

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計算言語学

計算言語学/ Computational Linguistics
計算言語学の基礎理論と技術について紹介する。とくに、自然言語処理と計算言語学の分野における、論理と深層学習のアプローチの現状を、演繹と帰納というトピックを介して概観する。具体的には、範疇文法・組合せ範疇文法を用いた統語論、形式意味論と分布意味論の基本と応用、認知科学における論理と深層学習のアプローチに関する議論などを紹介する。その上で、論理と深層学習のアプローチで現状では何ができて何ができないのかを検討する。

This course aims to introduce the basic theories and techniques of computational linguistics. In particular, we present current logic and deep learning approaches in the fields of natural language processing and computational linguistics.
Specifically, we introduce syntactic theories of Combinatory Categorical Grammar (CCG), the introduction and current applications of formal and distributional semantics, and discussion in cognitive science about logic and deep learning approaches. Then we discuss the pros and cons of logic and deep learning approaches, respectively.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0510108
FSC-IS4108L1
計算言語学
谷中 瞳
S2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
1. イントロダクション:自然言語の分析 文法性、容認性、曖昧性 2. 範疇文法 範疇文法、組合せ範疇文法 3. ラムダ計算と意味合成 範疇文法と論理との対応、ラムダ計算、意味合成 4. 意味表現と推論の演繹的アプローチ 記号表現、真理条件的意味論、定理証明、さまざまな推論 5. 意味表現と推論の帰納的アプローチ 分散表現、統計的機械学習による自然言語の推論 6. 古典主義とコネクショニズム 心のモデル、構成性、体系性 7. 論理と機械学習の融合 ニューラルネットワークによる言語モデルなど、最近の研究紹介
授業の方法
本講義の講義時間は90分(13:15開始、14:45終了)で講義を中心に進め、グループディスカッションを用いて補完的対応を行う。
成績評価方法
レポートにより総合的に評価する。
教科書
講義の中で配布する。
参考書
講義の中で配布する。
履修上の注意
各回の前に講義資料に軽く目を通して予習しておくと良い(必須ではない)。