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最終更新日:2025年4月21日

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自然計算

自然現象を活用した計算モデル、特に、通常の電子回路によらずに計算を行う非通常の(unconventionalな)計算モデルについて解説する。
まず、自然計算と呼ばれる研究分野について言及しながら、自然現象と計算の関係について議論し、特に計算に必要なエネルギーの観点から可逆計算を行う計算モデルについて説明する。
次に、自然計算の主要な研究テーマの一つであるセルオートマトンについて、可逆セルオートマトンも含めて、解説する。さらに、セルオートマトンの計算モデルを一般化して、多数の計算エージェントが互いに通信し連携して計算を行うモデルとして、ポピュレーションプロトコルやプロセス計算などの並列計算・分散計算のモデルについて紹介する。
次に、生物に触発された計算モデルとして、ニューラルネットワーク、および、遺伝的アルゴリズムや粒子群(particle swarm)などの最適化のためのメタヒューリスティクスについて解説する。
最後に、自然現象を活用しようとする様々な研究について紹介する。特に、化学反応を活用するDNAコンピューティング、生きた細胞を利用する合成生物学、各種の自然現象をニューラルネットワークと捉えるリザーバーコンピューティングなどについて紹介する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0510085
FSC-IS4085L1
自然計算
萩谷 昌己
S1
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
4月3日の授業から、Zoomによるオンライン授業を試行します。 オンライン授業URLを参照してください。 (アクセス制限は今のところありません。) 1. 自然計算と可逆計算 2. セルオートマトン 3. 並列計算・分散計算 4. 生物に触発された計算(ニューラルネットワーク・メタヒューリスティクス) 5. 自然現象を活用する計算1(DNAナノテクノロジー・DNAコンピューティング・合成生物学) 6. 自然現象を活用する計算2(リザーバーコンピューティング・粘菌コンピューティング)
授業の方法
何らかの事情でオンライン講義を受講できない方は、メールで授業担当教員までご相談ください。 =========================================================================== スライドを用いた講義
成績評価方法
レポート
教科書
特に定めない。
参考書
小林聡, 萩谷昌己, 横森貴 自然計算へのいざない(ナチュラルコンピューティング・シリーズ) 近代科学社
履修上の注意
レポート課題は、毎回、比較的簡単な小さいものを出す予定。 4月3日の授業から、Zoomによるオンライン授業を試行します。 オンライン授業URLを参照してください。 (アクセス制限は今のところありません。)