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最終更新日:2024年10月18日

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代数学XE

代数幾何学入門講義
層、アフィンスキーム、スキーム等の定義から始め、射影スキームの閉部分スキームのパラメター空間であるHilbertスキームの構成をひとつの目標とする代数幾何学入門。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0505075
FSC-MA4711L1
代数学XE
小木曽 啓示
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
理学部
授業計画
最初の1/3はスキーム、射影スキームとその上の加群層等に関する基本的なことを、"D. Mumford, Lectures on curves on an algebraic surface (Lectures 3-6)"の流れに沿った形で解説します。中間の2/3は、Mumford-Oda Algebraic Geometry IIの第7章と"C. Birkar, Topics in Algebraic Geometry (第3章)"等を主文献に、層係数コホモロジー群、底空間上平坦な連接層のCohomology群の次元の上半連続性、艇変換定理(Base change theorem)などHilbert schemeの理解に必要な部分を中心に解説する予定です。最後の1/3は目標であるHilbertスキームの構成と例を、"J. Koll\'ar Rational curves on algebraic varieties(第1章の前半)"と講義ノート"C. Birkar, Topics in Algebraic Geometry(第4章)"に沿って解説する予定です。
授業の方法
講義形式で行います。講義前あるいは後に各回の講義ノートをITC-LMSにアップロード予定です。
成績評価方法
レポートで評価します。講義ノートの誤りの指摘、訂正、誤植の修正などもレポートとみなします。
教科書
指定しません。
参考書
前半2/3の内容は、"R. Hartshorne, Algebraic Geometry"で十分に補えます。 この本と計画欄に記した文献以外の本や論文は必要に応じて講義中に紹介します。
履修上の注意
2年次に学ぶ数学科必修科目(代数と幾何、集合と位相、複素関数論)の基本的な部分、3年次に学ぶ代数学Ⅰ、代数学Ⅱの基本的な部分は仮定します。3年次に学ぶ幾何学Ⅰ、幾何学Ⅱの内容もある程度理解していることが望ましいです。
その他
特にありません。