学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
韓国朝鮮文化演習VII
ポスト福祉国家の社会学
日本の福祉国家のもっとも大きな特徴といえば,どの国に比べても強固な男性稼ぎ主モデルの上に成り立っていることである。世帯主の成人男性に対して安定した雇用が保障され,専業主婦としての女性に対しては育児や介護といった家庭内でのケアの役割が期待されていた。日本の福祉国家は,これを前提に形成され持続してきた。20世紀末以降,男性稼ぎ主モデルの揺らぎとともに,それを前提として行われていた各種制度・政策が機能不全に陥り,改革が求められるようになった。しかし,その後21世紀に入って,すでに20年以上を経過したにもかかわらず,改革の成果どころか方向性さえ見出せていないように思われる。むしろ,さまざまな政策選択肢のなかで右往左往しながら前に進まず足踏みしているのが現状であるといえよう。本授業では,このような日本の現状に着目し,その要因と実態および課題について考えたい。そのさい,日本と似たような状況におかれていながらも,日本に比べると新しい政策構想や制度導入を積極的に試みている韓国の状況と比較しながら授業を進めたい。
MIMA Search