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最終更新日:2026年10月16日
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韓国朝鮮文化特殊講義II
朝鮮前期漕運研究
朝鮮時代(1392-1910)前半期における漕運について考える。ここでいう漕運とは、朝鮮各地で徴収された税穀を沿岸海路もしくは河川水路を利用して王都漢城まで輸送するための国家的水運機構のことである。本授業では、まず朝鮮時代の漕運に関する先行研究を検討し、研究の現状と課題を確認する。次に漕運を中心とする税穀輸送体制の朝鮮初期における整備過程を史料に即してみていく。今学期は、朝鮮半島西岸航路上の最大の難所であった安興梁を回避するために政府がとった政策に焦点を当てる。安興梁とは現在の忠清南道泰安半島沖の海域を指す。穀倉地帯である全羅道地方から漢城を目指す漕運船はこの海域で頻繁に難破した。そのため、高麗時代からこの海域を回避して税穀を運搬する方策が幾度となく試みられた。朝鮮時代前半期を中心としながら、そうした政府の安興梁回避策の内容と推移を文献と現地踏査の成果を踏まえつつ考察する。以上を通じて、朝鮮時代の漕運の歴史的性格について考える。
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