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最終更新日:2026年10月16日
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フランス語学フランス文学特殊講義III
フランス語で演劇を上演する
サルトル『出口なし』(1945)を上演する。
セリフはすべて暗記してもらう。演技経験は不問。過去の経験上、受講者はほぼ全員素人だが最後にはみな楽しかったといって終わる。
授業=稽古なので無断欠席は認めない。参加者にはあらかじめ照明、音響、小道具、字幕、発音指導といった担当を割り振る。あと、どうしても居残り稽古が必要になるので、やる気と時間のある人向け。
使えるフランス語を身につけるために始めた授業だが、演劇をやると自然と友達ができるのもこの授業の副産物だと最近気づいた。
【今年の抱負】
昨年はベケット、モリエールとコメディを2本続けたので、今回はシリアスな作品をやってみたい。客席からの笑いというかくも心強い支えを欠くとき、私たち素人の舞台は何によって立つのか、あるいは倒れるのか、興味が湧いた。
ということでサルトルの古典を。2人の女と1人の男が地獄で喋っている。L'Enfer, c'est les Autresという有名な台詞には、小説でも詩でもなく、演劇ならではの響きがあり挑発がある。演じるとはテクストに肩まで浸かること。水の中ででんぐり返ししても平気なんだ。よい作品にはふところの深さ、こちらがジタバタしてもよそ見していても受けとめてくれる抱擁力がある。それを頭や誰かの言葉でなく、自分の体で感じ取る機会になれば。
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