いわゆる第二次子音推移が完了し、ドイツ語がほかのゲルマン諸語から分化したとされる8世紀半ばから、新高ドイツ語へと移行した17世紀にいたるまでの時代を対象とし、文芸をめぐる状況や主要作品を紹介してゆく。とりわけ、ドイツ語文芸史上初めての興隆期とされる12世紀末から13世紀初頭にかけての作品に重点を置く。
第1回:イントロダクション、時代区分について
第2回:メディアをめぐる状況、写本について
第3回:中世の文芸を巡る状況について
第4回:古高ドイツ語文芸概観、『ヒルデブラントの歌』
第5回:中高ドイツ語文芸概観
第6回:『ローラントの歌』、『エネアスロマーン』
第7回:ハルトマン・フォン・アウエ『エーレク』、『イーヴェイン』
第8回:ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ『パルチヴァール』
第9回:『ニーベルンゲンの歌』
第10回:『ニーベルンゲンの哀歌』
第11回:ミンネザング(恋愛抒情詩)
第12回:ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク『トリスタン』
第13回:近代文芸への移行、中世文芸のその後
第14回:中世文学と近現代ドイツ史
第15回:まとめと議論
以上の計画は、授業の進度や受講者からの希望などによって変更する場合がある。