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最終更新日:2026年8月26日

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印度文学史概説II

インド仏教聖典とその周辺/Indian Buddhist Scriptures and Related Texts
紀元前五世紀前後に北インドで始まったとされる仏教は、その後の長い歴史の中で厖大な数の聖典を生み出してきた。それらは哲学、物語文学、法規、修道論など多彩な内容を含む一方、バラモン教/ヒンドゥー教やジャイナ教といった他宗教のテクストともつながりをもち、インド文献史の重要な一角を占めている。一般に「お経」として知られているものはそのごく一部である。そして聖典を基盤として、注釈書、綱要書、文学作品などのさらに多様なテクストが、仏教の伝わったさまざまな地域で創造されることになった。したがってインド仏教聖典を知ることは、日本を含むアジア各地の思想や文化を理解することにもつながるのである。
この授業の目標はまず、受講者が多様なインド仏教聖典および関連文献に触れ、それらの具体的な内容、特徴からインド仏教への理解を得るとともに、それらを広くインド文化の中に位置づけて考えられるようになることである。授業では日本語訳をもちいるが、理解を深めるためにサンスクリット語やパーリ語の原語についても適宜解説する。またこの授業は、インド学・仏教学分野における近年の研究の紹介を通して、数多く流通しているインド関係、仏教関係の書籍や論文、Web上の情報等を自ら吟味し判断する視点を獲得することも目標としている。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04262512
FLE-XX2P02L1
印度文学史概説II
八尾 史
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1:イントロダクション 2:わたしたちの目に触れる文献はどこからきたのか:インド学、仏教学とその資料 3:インド仏教聖典の分類法 4:部派聖典1:インド諸思想の中の仏教 5:部派聖典2:苦と解放の因果論;教理学の伝統 6:部派聖典3:出家修行者になるには 7:部派聖典4:僧院生活の理想と現実 8:ブッダの物語 9:大乗と部派 10:大乗経典と思想の展開1:ブッダあるいはブッダたちとの邂逅 11:大乗経典と思想の展開2:空 12:大乗経典と思想の展開3:唯識 13:「聖典」と「作品」のあわい:写本上の発見から 14:インド文芸史における仏教詩人アシュヴァゴーシャ 15:美文詩とブッダの物語
授業の方法
講義形式による。
成績評価方法
期末レポート
履修上の注意
インドおよび仏教についての専門的な知識や、サンスクリット語、パーリ語等のインド諸言語に関する知識は必要でない。
その他
質問は原則として授業中かその前後に口頭ですること。UTOLのメッセージ機能で教員に連絡することは、よんどころない事情がある場合以外は避けてください。