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最終更新日:2026年8月26日
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印度文学史概説II
インド仏教聖典とその周辺/Indian Buddhist Scriptures and Related Texts
紀元前五世紀前後に北インドで始まったとされる仏教は、その後の長い歴史の中で厖大な数の聖典を生み出してきた。それらは哲学、物語文学、法規、修道論など多彩な内容を含む一方、バラモン教/ヒンドゥー教やジャイナ教といった他宗教のテクストともつながりをもち、インド文献史の重要な一角を占めている。一般に「お経」として知られているものはそのごく一部である。そして聖典を基盤として、注釈書、綱要書、文学作品などのさらに多様なテクストが、仏教の伝わったさまざまな地域で創造されることになった。したがってインド仏教聖典を知ることは、日本を含むアジア各地の思想や文化を理解することにもつながるのである。
この授業の目標はまず、受講者が多様なインド仏教聖典および関連文献に触れ、それらの具体的な内容、特徴からインド仏教への理解を得るとともに、それらを広くインド文化の中に位置づけて考えられるようになることである。授業では日本語訳をもちいるが、理解を深めるためにサンスクリット語やパーリ語の原語についても適宜解説する。またこの授業は、インド学・仏教学分野における近年の研究の紹介を通して、数多く流通しているインド関係、仏教関係の書籍や論文、Web上の情報等を自ら吟味し判断する視点を獲得することも目標としている。
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