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最終更新日:2026年10月16日

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印度文学史概説I

インド古代・中世の文学・文献案内
本講義では古代から中世におけるインド文学・文献の歴史を辿る。本講義の目標は、古代インド文献の歴史の概要を理解すること、また古代インド文化に通底する古代インドの人々の思考法や感受性を理解することである。なお、開講科目では「文学史」とあるが、本講義では、詩や戯曲といった文学作品だけでなく、祭式文献、法典文献、科学文献や宗教文献など、サンスクリット語をはじめとするインド諸語で書かれた文献群も扱うこととする。
前半の1-8回は、さまざまなインド文献に通底する基層的文化の歴史的展開を追う。古代インドで学術言語、文芸言語として用いられてきたサンスクリット語の最古の文献は、祭式学文献である。講義では、古代インドの祭式文化がどのようなものであり、祭式学的世界観から言語観、社会観、宗教観がどのように発展したのかを探る。後半の9–13回では、サンスクリット美文学の歴史を概説する。講義では、翻訳を通していくつかの文学作品や詩論等を実際に読み、古代インドの豊かな文学世界がどのように発展していったのかを検証する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04262511
FLE-XX2P02L1
印度文学史概説I
髙橋 健二
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
文学部
授業計画
1. インドの歴史とサンスクリット語 2. ヴェーダ祭式学 3. 祭式学的世界観の発展 4. ことばの探究 5. 数学と天文学 6. 叙事詩文献 7. ヒンドゥー教の世界 8. 法典文献と実利学 9. カーマの世界 10. サンスクリット美文学 11. 古典戯曲 12. 詩論:ラサとドヴァニ 13. 説話文学
授業の方法
講義による
成績評価方法
出席・リアクションペーパー(40%) 小レポート(20%) 期末レポート(40%)
履修上の注意
・特にサンスクリット語やヒンディー語を習得している必要はないが、南アジアの地理や歴史に関する基本的知識があるのが望ましい。
その他
その他の参考文献 ・辛島昇『インド文化入門』ちくま学芸文庫、2020年。 ・上村勝彦・風間喜代三『サンスクリット語・その形と心』三省堂、2010年。 ・阪本純子『生命エネルギー循環の思想:「輪廻と業」理論の起源と形成』龍谷大学現代インド研究センター、2015年。 ・服部正明『古代インドの神秘思想:初期ウパニシャッドの世界』講談社学術文庫、1997年。 ・林隆夫『インドの数学:ゼロの発見』ちくま学芸文庫、2020年。 ・廣瀬匠『天文の世界史』集英社、2017年。 ・中村元『ヒンドゥー教と叙事詩』春秋社、1996年。 ・上村勝彦『インド神話:マハーバーラタの神々』ちくま学芸文庫、2003年。 ・渡瀬信之『マヌ法典:ヒンドゥー教世界の原型』中央公論新社、1990年。 ・田中於菟彌 『インド・色好みの構造』春秋社、1991年。 ・辻直四郎『サンスクリット文学史』岩波全書、1973年。 ・上村勝彦『インド古典演劇論における美的経験—Abhinavagupta の rasa 論 』東京大学東洋文化研究所、1990年。 ・上村勝彦『インド古典詩論研究—アーナンダヴァルダナの dhvani 論 』東京大学東洋文化研究所、1999年。 ・土田龍太郎『大説話ブリハット・カター』中央公論新社、2017年。