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最終更新日:2026年10月16日
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言語学演習V
コーパス野外調査法
言語学におけるフィールド調査法 (field methods in linguistics) とは、「ある言語についてその言語が話されている自然な環境でデータを収集し分析する方法」のことである。したがって、日本語母語話者がケスイ語、アリ語、シメーク語、ミゾ語などあまり一般には知られていない言語を研究するような場合だけでなく、英語やタガログ語、トルコ語、さらには日本語の方言などを研究する場合も含んだ言語研究の方法論を指す。
この意味でのフィールド調査法およびフィールドワークは100年以上の歴史を持つ言語学で確立された方法論である。アメリカの大学院では言語学者になるための必須のトレーニングの一つと考えられており、言語学研究室でも伝統的に「野外調査法」として重要な科目の一つである。
しかしながら、戦争や紛争、資金不足などの影響で、現地でのフィールド調査の実施が困難になってしまう場合もある。一方で、コーパスや言語アーカイブの整備も進み、電子化されたリソースが比較的簡単に利用できる時代にもなり、言語研究における量的研究の重要性はますます増している (たとえば、"quantitative turn in cognitive linguistics", Janda 2013)。
そこで、この授業では、コーパスの利用を中心とした野外調査法の理論と方法を模索する。野外調査法の基本からコーパスやアーカイブの実践まで議論する予定である。時間が許せば、オンライン実験やオンライン調査の方法についても最新の論文などを参照しながら議論したい。
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