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最終更新日:2026年10月16日
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日本史学特殊講義III
新技術の導入と明治日本
近代の歴史をどうとらえるのか、政治や経済、社会の各分野など様々な視角が考えられる。しかし、現在のわれわれのありかたの成り立ちを考える上では、様々な新技術がどのように社会や生活を変えてきたのかという見方が有力であろう。その場合、新技術をいつだれが発明したかより、なぜ急速に普及したのか、その結果何が変ったのかが重要である。前世紀の末にそのような観点で駒場で授業を行い、内容の概略を『新技術の社会誌』として刊行したが、その後日本史学でこのような観点での研究や叙述がそれほど進展したわけではない。そこで、新たな対象を加えながら再考したい。今学期は幕末から明治期を扱う。当時の新技術はヨーロッパの産業革命の成果が主ではあるが、日本では近代を象徴するレンガ建築が、世界的には中世あるいは古代から一般的な技術であるように、日本史の特有性があり、それは日本の環境の中で発展した文化、生活を反映している。項目の約半分は旧著で扱ったものである。
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