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最終更新日:2026年10月16日
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宗教学宗教史学特殊講義IX
フリードリヒ・ニーチェ『道徳の系譜学に向けて』を読む
フリードリヒ・ニーチェ(Friedrich W. Nietzsche, 1844-1900)の代表作『道徳の系譜学に向けて(Zur Genealogie der Moral)』(原著1887年)を講読する。本書は、近代の価値や諸原理を徹底的に追求しながら、近代ヨーロッパの理性を掘り崩し、その根底にあるニヒリズムを暴くニーチェの「理論的な主著」ともいわれる。ルサンチマンの心理学を駆使するニーチェの苛烈なキリスト教道徳批判、あるいは強者の道徳についての議論は、しばしば一面的に受容されてきた。しかし、現代宗教思想や宗教哲学へのより深く多様な影響を理解するためにも、テクストの精読を通じて彼の思考の根源的批判力に触れることが肝要である。
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