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最終更新日:2026年10月16日

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中国思想文化学特殊講義VII

東アジア思想文献講読:女仙伝を中心に
本授業は、道教の女仙をめぐる主要古典文献の講読を軸に、女仙像と女仙伝の成立、伝記集としての体系化、ならびに東アジアにおける受容・再編の過程を検討する。女性の修行実践者のみを体系的に集めた伝記集は、東アジアの思想文献においても独自の特色を示す一ジャンルである。
授業は講義を交えつつ演習(講読)形式で進め、まず女仙前史と女仙伝の起源について、以後の講読と討論の前提となる基礎的理解を共有する。『山海経』をはじめ、『列仙伝』『神仙伝』等の基礎文献を講読・検討し、教員は、適宜背景と論点を整理して導読する。以降は、女仙伝記集の集大成である『仙媛紀事』を中心に、論点が集約する箇所を抜粋して講読し、精読・検討する。あわせて各回の講読に際して、必要に応じて東アジアにおける関連文献や図像資料も適宜参照し、比較の視点を補う。これを通じて、中国・東アジアの古典文献を正確に読み解く力を涵養するとともに、思想史研究に必要な文献利用と基礎的な調査方法を身につける。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04260247
FLE-HU4B03L1
中国思想文化学特殊講義VII
横手 裕
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
文学部
授業計画
第1回:イントロダクション 第2回:『山海経』を読む:女仙前史としての位置づけと女仙伝の起源 第3回:『列仙伝』を読む:初期仙伝における女性の位相と叙事 第4回:『神仙伝』を読む:修練の自立と叙事の変容 第5回:『墉城集仙録』を読む①:女性修行者の伝記集の成立と編纂 第6回:『墉城集仙録』を読む② 第7回:『仙媛紀事』を読む① 第8回:『仙媛紀事』を読む② 第9回:『仙媛紀事』を読む③ 第10回:『仙媛紀事』を読む④ 第11回:『仙媛紀事』を読む⑤ 第12回:『仙媛紀事』を読む⑥ 第13回:まとめと総括(東アジア的受容の視点を含む)
授業の方法
基本的には講義と演習形式を併用する。教員が授業資料(レジュメ等)を作成・配布し、スライドや画像資料を投影して背景知識や文脈について講義を行うとともに、参加者がテキストの一部分を担当して訳注レジュメを作成して発表し、全員で検討する機会も設ける。受講者の人数や習熟度に応じて、担当分量や授業の進め方は柔軟に調整する。
成績評価方法
平常点(授業の出席率、担当部分の発表内容、授業中の発言等の授業への貢献度)を総合して評価する。
履修上の注意
各回では東アジアに関わる関連資料にも適宜触れるため、継続的な出席が望ましい。講読・討論への積極的な参加を期待する。