学部後期課程
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

法律学

文化政策関連法の諸問題
①授業の概要:この授業では、法という側面から文化政策のこれまでを理解するとともに、これからの文化政策のあり方を考える。これにより幅広く教養を身につけることができる。

②授業の目的:法という側面から文化政策の「これまで」と「これから」を理解できるようにする。

③修得できる力:
・文化政策に関連する法制度ついての基礎的な理解が可能となる【知識・理解】
・過去の文化政策関連の法制度の歴史など、多領域にわたる知識や情報を組み合わせながら、文化政策をめぐる課題解決を目指すことができる【汎用的技能】
・地域文化に対して文化政策が何を成すことができるのかを考え、社会の一員としての自覚を持ち、社会の発展のために積極的に関与できる【態度・志向性】

④授業の到達目標:
文化政策関連法から文化政策の理解を深め、社会と文化の望ましい関係について自らの意見を述べることができるようになる。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04255512
FLE-XX4318L1
法律学
土屋 正臣
S1 S2
木曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
■1回目 【テーマ】はじめに  【到達目標】文化政策関連法制度についての全体像を理解し、具体的な社会問題解決の方法を提示する能力を養う。 【準備学習】テキストの「0講」に目を通しておくこと。 ■2回目 【テーマ】憲法・国際法  【到達目標】基本理念としての文化権 文化権に関連する憲法・国際法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『憲法・国際法』に目を通しておくこと。 ■3回目 【テーマ】文化芸術基本法  【到達目標】文化芸術基本法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『文化芸術基本法』に目を通しておくこと。 ■4回目 【テーマ】著作権法のこれまで  【到達目標】著作権法の「これまで」 これまでの著作権法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『著作権法(1)』に目を通しておくこと。 ■5回目 【テーマ】著作権法のこれから  【到達目標】著作権法(2)――著作権法の「これから」 これからの著作権法のあり方について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『著作権法(2)』に目を通しておくこと。 ■6回目 【テーマ】教育法制上の文化財保護法 【到達目標】教育法制上の文化財保護法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『文化財保護法(1)』に目を通しておくこと。 ■7回目 【テーマ】空間を文化財指定する 【到達目標】今日的な文化財指定の現状について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習テキスト『文化財保護法(2)』に目を通しておくこと。 ■8回目 【テーマ】社会教育法・図書館法 【到達目標】社会教育法や図書館法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『社会教育法・図書館法』に目を通しておくこと。 ■9回目 【テーマ】博物館法 【到達目標】今日の博物館法の問題点について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『博物館法』に目を通しておくこと。 ■10回目 【テーマ】美術品公開促進法・海外美術品公開促進法・美術品損害補償法・文化観光推進法 【到達目標】美術品公開促進法等について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『美術品公開促進法等』に目を通しておくこと。 ■11回目 【テーマ】劇場法 【到達目標】劇場法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『劇場法』に目を通しておくこと。 ■12回目 【テーマ】アイヌ施策推進法 【到達目標】アイヌ施策推進法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。 【準備学習】テキスト『アイヌ施策推進法』に目を通しておくこと。 ■13回目 【テーマ】日本語教育推進法 【到達目標】日本語教育推進法について理解し、問題解決のための知識や技能を持ち、それらを応用する能力を身につけることができる。  【準備学習】テキスト『日本語教育推進法』に目を通しておくこと。
授業の方法
授業は、予習を前提にディスカッションを重視した「反転授業」で行う。1回分の授業の流れは、次の通りである。 (1)受講者には複数の小グループに別れてもらい、小グループ内のメンバー持ち回りで、事前にテキスト『法から学ぶ文化政策』の一つの講を要約し、他のメンバーに紹介する。 (2)紹介後、改めて教員から最新の研究や実務経験を踏まえて、内容の概説をする。 (3)その後、小グループ内のメンバーでディスカッションを行い、法律を「文化のエコシステム」に当てはめながら、模造紙で作図等を行う。 (4)作成した図をもとに、各小グループの発表を受講者全員に向けておこなう。
成績評価方法
各回の小レポート(40%)、小グループ発表(30%)、要約発表(20%)、ディスカッションでの発言(10%)
教科書
『法から学ぶ文化政策』(有斐閣、定価 2,640円)
参考書
授業時に適宜提示する。
履修上の注意
1回の授業について、 ・予習(1時間45分):授業で取り上げる参考書などにより、授業の大まかな流れをつかんでおくこと。次回対象となる項目については各授業の終了時に説明する。 ・復習(1時間45分):授業で取り上げた重要なポイントを中心に、ノートを見直し論点を整理すること。