集中授業として4日に分けて授業を行います。各日の内容の概要は以下の通りです。なお、受講生からのフィードバックなどをもとに、内容を一部変更する場合もありますのでご了承ください。
① ジェンダーの社会学の基礎として、社会学理論を(批判的に)取り入れながらジェンダーの理論化がどのように行われてきたかを振り返ります。
② インターセクショナリティの代表的な論者とその主張を社会歴史的背景と繋げながら検討するとともに、ジェンダーの社会学の代表的な理論的枠組みとの関係を探ります。
③ インターセクショナリティのアイデアに対し、どのような立場からどのような批判が向けられてきたかを確認した上で、最近の展開や応用のしかたについて検討します。
④ フェミニズムを研究倫理として位置づける場合の議論の展開を参照しつつ、インターセクショナリティの経験社会学の枠組みとしての可能性を改めて考えます。