学部後期課程
HOME 学部後期課程 心理学演習VII
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

心理学演習VII

認知・言語の心理学演習/Seminar in Psychology of Cognition and Language Processing
物事を見聞きし,認識し,記憶する,思考する,行動する,言葉を操る。私たちが普段何気なく行うこれらのような認知的活動は,複雑な仕組みの上に成り立っている。このような人間の認知処理の仕組みや,それらの研究と日常生活とのつながりについて,文献の講読により学ぶ。

Sセメスターに開講される本科目「心理学演習VII」では,認知心理学の「古典」と呼べるような研究を集めた英語の書籍をテキストとして講読する。オリジナルの研究の解説に加えて,その後それが(批判も含め)どのように評価されていったかなどを学ぶ内容である。なお,本科目に続いてAセメスターに開講される「心理学演習VIII」では,そのテキスト中で引用されている英語論文の原典を中心に,関連する英語文献の講読を行う。

使用テキストで紹介されている研究は,いずれも,認知心理学を含む基礎心理学を学ぶ者であればどこかで一度は触れるであろうものであり,また,今日の研究に影響を与え続けているものである。そのような研究について一段深く学び,今日の研究とのつながりを考えることを通して,人間の認知処理のしくみや,それを明らかにするための研究手法についての理解を深めることを授業の目標とする。また,英語で書かれた専門的文献を読む力の涵養も本授業の目的である。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04254167
FLE-HU4X05S1
心理学演習VII
浅野 倫子
S1 S2
木曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
初回にガイダンスを行い,発表の担当者決めなどを行う。その後は,各回の担当者の発表とそれに基づいた議論を行う形でテキストの講読を行う。
授業の方法
輪読形式で実施する。テキスト(書籍や関連論文等)をいくつかの範囲に分割し,それぞれに発表担当者を割り当てる形である。 以下のような授業方式を想定しているが,受講者数によっては多少の変更の可能性がある。 【受講者全員(当該授業回の発表担当者を除く)】 その範囲が扱われる授業回の1週間前までに,各自でテキストの該当範囲を読み,質問や感想を授業担当教員に送付する(教員はそれらをとりまとめ,該当回の発表担当者に送付する)。授業回当日は,発表担当者の解説を聞いた上で,さらなる議論を行う。 【当該授業回の発表担当者】 テキストの担当範囲の内容を資料にまとめ,それに基づいて解説を行う。また,他の受講生達から1週間前までに寄せられた質問にも回答する。さらに当日の質疑にも応じる。
成績評価方法
授業における発表(資料や質疑も含む)の質,事前の質問やコメントの提出状況,議論への参加の積極性を総合的に判断して成績を評価する。
教科書
Michael W. Eysenck & David Groome (2023). Cognitive Psychology: Revisiting the Classic Studies (Second Edition). SAGE Publications Ltd. ISBN(ペーパーバック) 9781529781434 ISBN(ハードカバー) 9781529781441 このほか,電子書籍版あり。 授業は基本的に上記の書籍を講読する形で進めるが,必要に応じて授業内でそのほかの文献も指定する。
参考書
授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
1.初回授業のみ,ハイブリッド型(対面・オンラインの併用)で行う。 2. 輪読形式の授業であるため,受講者数によってスケジュールおよび内容の調整を行う可能性がある。 3. 準備学習として,毎回事前に指定された範囲のテキストを読み,その内容についての質問等を提出する必要がある。