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最終更新日:2025年4月21日

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心理学統計II

本授業では,心理学で用いられる統計手法に共通する考え方と最もよく用いられるごく基本的な統計手法について講義を行います。加えて,より高度な統計手法を学んでいくうえでの基盤となる各種統計手法の数理的な側面についても講義を行います。具体的には,推定と検定の考え方を学んだうえで平均値差と連関に関する推測の方法について学修し,その後,線形モデルの基礎について学修します。本授業の目標は,「心理学で用いられる統計手法」や「統計に関する基礎的な知識」について習得することです。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04254122
FLE-HU4X04L1
心理学統計II
寺尾 尚大
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
文学部
授業計画
本授業では、以下のような進度で授業を進めていく予定です。 第1回 推定量とその標準誤差 第2回 検定の考え方 第3回 検定力とその利用,区間推定の考え方 第4回 独立な2群の平均値差の検定 第5回 平均値差および効果量の区間推定 第6回 対応のある2群の平均値差の検定と推定 第7回 2群の比率の差の検定 第8回 カテゴリ変数間の連関の分析 第9回 変数と統計量のベクトルによる表現 第10回 回帰分析のベクトル表現 第11回 平方和および分散の分割 第12回 独立変数の効果の検定と自由度 第13回 平均値差への回帰分析的アプローチ,線形モデルに基づく統計的方法
授業の方法
すべての回の講義は,対面で実施します。講義は,教科書に基づき作成した資料を利用します。式の展開を実施するので,ノートやルーズリーフ,タブレットなど,式の展開を担当者の板書と一緒に追えるものを持参してください。宿題として,講義回に対応する内容について,統計分析ソフトRを用いた演習課題を10回課します。
成績評価方法
期末テスト60%,Rの課題20%,毎回の感想入力20%
教科書
南風原朝和 (2002). 心理統計学の基礎――統合的理解のために 有斐閣.
参考書
南風原朝和・平井洋子・杉澤武俊 (2009). 心理統計学ワークブック――理解の確認と深化のために 有斐閣. 石井秀宗 (2014). 人間科学のための統計分析ーーこころに関心があるすべての人のために 医歯薬出版
履修上の注意
【履修上の注意点】 ・2017年度以前開講「心理統計学Ⅱ」と同一内容のため、既に単位を修得している場合は本科目の履修を認めない。 ・「心理学統計法I」で扱った内容を前提とする。 ・学部横断型プログラム「数理・データサイエンス教育プログラム」の対象科目となる。 【Rの課題について】 本授業では,統計解析ソフトRの演習を宿題として,期日までに実行結果を提出していただきます。RとRStudioのインストール方法や使い方の概要については,初回の授業で説明します。受講者は,管理者権限をもつ(ソフトウェアのインストール・アンインストールを自由に決めてよい権限をもつ)Windows端末またはMac端末を用意してください。iPad,Chromebookは,Rの課題には使用できません。