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最終更新日:2025年4月1日

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心理学統計I

本授業では,心理学の研究においてよく利用される各種統計手法を学修するうえで必要となってくる基礎的な事項について講義を行います。具体的には,心理学研究と統計の関係について解説したうえで分布の記述的指標とその性質について学修し,その後,相関関係の把握と回帰分析,確率モデルと標本分布について学修します。本授業の目標は,これらの内容を理解し修得することです。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04254121
FLE-HU2X04L1
心理学統計I
寺尾 尚大
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
文学部
授業計画
本授業では,以下のような進度で授業を進めていく予定です。 第1回 オリエンテーション、心理学研究と統計 第2回 分布の代表値 第3回 分布の散布度 第4回 変数の線形変換と標準化 第5回 共分散と相関係数 第6回 回帰分析に関する解説1 第7回 回帰分析に関する解説2 第8回 相関と共変と因果、測定の妥当性と信頼性 第9回 確率モデルと標本分布の基本的な考え方 第10回 比率の標本分布の導出 第11回 正規分布モデルと平均の標本分布 第12回 2変数正規分布モデルと相関係数・回帰係数の標本分布 第13回 確率モデルの適用に関する諸問題
授業の方法
すべての回の講義は,対面で実施します。講義は,教科書に基づき作成した資料を利用します。式の展開を実施するので,ノートやルーズリーフ,タブレットなど,式の展開を担当者の板書と一緒に追えるものを持参してください。宿題として,講義回に対応する内容について,統計分析ソフトRを用いた演習課題を10回課します。
成績評価方法
期末テスト60%,Rの課題20%,毎回の感想入力20%
教科書
南風原朝和 (2002). 心理統計学の基礎――統合的理解のために 有斐閣.
参考書
南風原朝和・平井洋子・杉澤武俊 (2009). 心理統計学ワークブック-理解の確認と深化のために 有斐閣. 石井秀宗 (2014). 人間科学のための統計分析――こころに関心があるすべての人のために 医歯薬出版.
履修上の注意
【履修上の注意点】 ・2017年度以前開講「心理統計学Ⅰ」と同一内容のため、既に単位を修得している場合は本科目の履修不可。 ・学部横断型プログラム「数理・データサイエンス教育プログラム」の対象科目となる。 ・本科目は複数学部から開講される合併科目であり、科目間での調整が行われるため、試験が通常講義とは異なる曜限で実施されることがある。 【Rの課題について】 本授業では,統計解析ソフトRの演習を宿題として,期日までに実行結果を提出していただきます。RとRStudioのインストール方法や使い方の概要については,初回の授業で説明します。受講者は,管理者権限をもつ(ソフトウェアのインストール・アンインストールを自由に決めてよい権限をもつ)Windows端末またはMac端末を用意してください。iPad,Chromebookは,Rの課題には使用できません。