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最終更新日:2025年4月21日

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英語学英米文学演習IV

メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』を読む
S1-S2タームを通して一冊の長編小説をじっくり読み進める授業です。英語の小説を読むときにどのようなところに注目すればいいか、どのような言葉でそれを話題にすればいいかなどを、実際に作品から重要ポイントを引用しながら練習します。この授業を通して、文学作品について語るための方法を身につけてもらえればと思います。

春学期のテクストはメアリー・シェリー『フランケンシュタイン』(Mary Shelley _Frankenstein_)です。よく知られているようにこれは当時流行したゴシック小説を代表する作品であるとともに、ロマン派的な要素もあります。現代社会のコンテクストでは環境論的な要素もあり、ジェンダー的にも興味深く、精神病理学的観点も成り立ちますし、映画作品との比較という意味ではアダプテーション理論ともつながる。しかも人工知能が注目を浴びている今、「人造人間」という視点からも語るべきことは多くあるでしょう。もちろん批評理論の助けなど借りずに、まずはテクストそのものと向き合うところから始めることも大事です。
 すでに翻訳で読んだり、映画を観たことがある人も多いかと思いますが、オリジナルの作品はいったいどんな英語で書かれていたかをしっかり確認しながら、まずは文学作品を語るための手続きから練習していければと思います。
 
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04253064
FLE-HU4Q06S2
英語学英米文学演習IV
阿部 公彦
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第1回 イントロダクション 背景説明 第2回 Vol.1, Letter I-IV 第3回 Vol.1, Ch.I-III 第4回 Vol.1, Ch.IV-VI 第5回 Vol.1, Ch.VII-VIII 第6回 Vol.2, Ch.I-III 第7回 Vol.2, Ch.IV-VI 第8回 Vol.2, Ch.VII-IX 第9回 Vol.3, Ch.I-III 第10回 Vol.3, Ch.IV-VI 第11回 Vol.3, Ch.VII 第12回 映画との比較 第13回 関係批評
授業の方法
参加者は前半一回、後半一回の発表を担当してもらいます。授業時に発表をもとに読解をすすめ、出て来た問題点についてグループディスカッションをするという流れです。参加者の傾向や時間的余裕などみながら、批評をとりあげたりもする予定です。  より詳しい方法についてはUTOLを参照してください(初回授業時にも詳しく説明します)。
成績評価方法
平常点、発表、レポート。
教科書
書名: Frankenstein: Or the Modern Prometheus 著者名:Mary Shelley 出版社:Penguin (Penguin Classics) ISBN:0-141-43947-5 (9-780141-439471)
参考書
授業時に知らせます。
履修上の注意
かならず予習はしてきてください。なお、担当者の割り振り、授業予定の変更などはUTOLやGoogle Driveで告知しますので、チェックするのを忘れないでください。