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最終更新日:2025年4月21日

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国文学特殊講義II

近代文学における幻想表現
日本近代文学(主に明治・大正期)における幻想表現について考えたい。「幻想」の定義は簡単ではないが、ここでは夢や潜在意識(無意識)、異世界や異文化など、日常世界から逸脱した体験やイメージを広く含むものと考えておきたい。対象作家としては、夏目漱石・泉鏡花・志賀直哉・内田百閒・芥川龍之介・佐藤春夫・谷崎潤一郎・室生犀星・萩原朔太郎などを想定している。1910年代から20年代にかけて生じた心理学に基づく人間観の変容や、ツーリズムの発達による世界像の拡大とリンクしながら、「日常」を捉え直す契機としての「幻想」がいかなる言語表現の形をとったか、具体的な作品分析をもとに考えていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04252342
FLE-HU4N53L1
国文学特殊講義II
河野 龍也
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
1:ガイダンス―本講義の目的と概要 2:夢を扱う文学① 3:夢を扱う文学② 4:近代文学と無意識① 5:近代文学と無意識② 6:(疑似)科学と文学① 7:(疑似)科学と文学② 8:分身とアイデンティティ① 9:分身とアイデンティティ② 10:分身とアイデンティティ③ 11:異郷への旅① 12:異郷への旅② 13:異郷への旅③ *講義内容の順番は入れ替える場合がある。
授業の方法
UTOL上で資料を提示し、受講生には事前に読んで来るよう求めることがある。毎回コメントを課し、学生の考察を講義にフィードバックする機会も設ける予定。
成績評価方法
レポート(50%)および各回のコメント提出(50%)によって理解度を測る。
教科書
教科書指定はなく、授業内で資料を指定または配布する。
参考書
講義内で紹介する。
履修上の注意
授業内で課題作を指定(配布)した場合は、事前に目を通してきてほしい。課題作に関する疑問点を意識できるようになるとさらによい。