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最終更新日:2025年4月1日

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考古学特殊講義II

東アジア旧石器研究2/ Topics in East Asian Palaeolithic II
旧石器時代は日本列島の歴史の最初に位置づけられる。旧石器時代研究の重要な意義のひとつは、考古資料から私たちホモ・サピエンスの行動や拡散の歴史を知ることにあり、この理解がその後の人類史を理解する基盤をなす。本講義では、日本列島に到来した現生人類が、どのような文化的適応を果たしたのかを考古資料から数万年の長い時間幅を対象に概説する。現生人類は多様な文化を創出したが、気候・環境などの外的要因や、社会・人口といった内的要因がどのように作用したのかについて掘り下げた議論をおこない、最終的に縄文時代へと時代が移り変わる要因についても論ずる。講義では近年の発掘調査に基づく新しい情報とその解釈法に加えて、発展の著しい技術及び分野(年代学的研究法、水中考古学的手法、三次元計測)の基礎的理解に関する内容を取り入れる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04251442
FLE-HU4K02L1
考古学特殊講義II
森先 一貴
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
下記の内容を順序立てて講義する。 ・初回ガイダンス ・日本列島旧石器時代の環境史と時期区分 ・列島への人類定着初期に地域差はあるか ・後期旧石器時代前葉:現生人類移住直後の地域適応 ・後期旧石器時代中葉:人口拡大と地域文化の形成 ・後期旧石器時代後葉:人口縮小と大陸からの影響 ・縄文時代はどのように始まったか
授業の方法
スライドを用いた講義形式とするが、ガイダンスはオンラインで行う。
成績評価方法
授業への取組状況(50%)と、レポート(50%)により評価する。履修者の参加状況は適宜確認する。レポートのみでは成績評価しない。
教科書
特になし
参考書
森先一貴2022『旧石器社会の人類生態学』同成社
履修上の注意
各授業の内容は講義資料に基づいて予習・復習すること。講義資料は授業前にUTOLにて配布するので参照すること。
その他
授業は対面形式とするが、ガイダンスはオンラインで行う。参加URLはUTOLにて周知する。また、授業形態は変更することがあるので授業前にはUTOL連絡を確認すること。