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最終更新日:2025年4月1日
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考古学特殊講義II
東アジア旧石器研究2/ Topics in East Asian Palaeolithic II
旧石器時代は日本列島の歴史の最初に位置づけられる。旧石器時代研究の重要な意義のひとつは、考古資料から私たちホモ・サピエンスの行動や拡散の歴史を知ることにあり、この理解がその後の人類史を理解する基盤をなす。本講義では、日本列島に到来した現生人類が、どのような文化的適応を果たしたのかを考古資料から数万年の長い時間幅を対象に概説する。現生人類は多様な文化を創出したが、気候・環境などの外的要因や、社会・人口といった内的要因がどのように作用したのかについて掘り下げた議論をおこない、最終的に縄文時代へと時代が移り変わる要因についても論ずる。講義では近年の発掘調査に基づく新しい情報とその解釈法に加えて、発展の著しい技術及び分野(年代学的研究法、水中考古学的手法、三次元計測)の基礎的理解に関する内容を取り入れる。
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