ゼミ発表。
Sセメスターに続き『吾妻鏡』を輪読し、それぞれに割り当てられた担当箇所について、報告をしてもらう。具体的には、読み下しを行ない、注釈をつけ、先行研究や関連史料などを紹介しつつ、正確な解読に努める。さらに担当箇所から問題点を抽出し、『吾妻鏡』にとどまらず関連史料を探索しながら、小報告という形でその解決をはかる。また『吾妻鏡』に並行する『玉葉』も併せて講読する。
担当箇所はゼミ参加者に周知されるので、担当者の報告についてゼミ全体で討議を行なう。討議はけっして報告に対する批判ではなく、よりよい解釈に進むための学問的手続きなので、積極的に参加してもらいたい。