学部後期課程
HOME 学部後期課程 宗教学宗教史学特殊講義IX
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

宗教学宗教史学特殊講義IX

実証的宗教心理学の世界:データから宗教,宗教性,スピリチュアリティを捉える Empirical studies of the psychology of religion: Data-based analysis of religion, religiosity, and spirituality
【授業の目標】
実証的宗教心理学の歴史,研究法,各テーマにおける研究について学ぶことにより,科学的心理学の学問分野としての「実証的宗教心理学」を理解することができる。その上で,宗教,宗教性,スピリチュアリティを心理学で扱うにはどのような注意が必要であるかについて検討を行う。

【授業の概要】
実証的宗教心理学は,欧米,日本共に科学的心理学のスタートとほぼ同時期に研究が始まっており,心理学の中では長い歴史を持っている。しかし日本では,実証的宗教心理学は決して馴染みのある分野ではないように思われる。本講義では,実証的宗教心理学の歴史,研究法,各テーマにおける研究について概説する。加えて,講義担当者が実際に行った研究を紹介することにより,心理学の中でどのように宗教心理学的研究を行うことができるのかを検討する。これらの検討を行うことにより,実証的宗教心理学の枠組みを理解し,修得する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04250549
FLE-HU4E03L1
宗教学宗教史学特殊講義IX
藤原 聖子
S2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
【第1回】イントロダクション:実証的宗教心理学とは 【第2回】宗教心理学における研究法 【第3回】宗教心理学の歴史(1)-欧米 【第4回】宗教心理学の歴史(2)-日本 【第5回】子どもと宗教 【第6回】青年と宗教 【第7回】中高年と宗教 【第8回】宗教とメンタルヘルス 【第9回】宗教と死 【第10回】「スピリチュアリティ」を考える 【第11回】「日本人の宗教性」を考える 【第12回】宗教心理学的研究の実際 【第13回】まとめ(試験)
授業の方法
講義形式で行う。
成績評価方法
試験[70%]:第13回目の授業時間中に試験を実施する。試験は,授業を通して自分の考えを論じる形式である(授業のノート,配布資料,参考書等,全て持ち込み可)。 平常点[30%]:授業後のディスカッションもしくは授業でのリアクションペーパー,授業への取り組み(授業の出席,議論の参加)を評価する。
教科書
特に指定しない。 講義内容に関連した資料を適宜配布する。
参考書
金児曉嗣(監修) 松島公望・河野由美・杉山幸子・西脇 良(編) 『宗教心理学概論』,ナカニシヤ出版,2011年 松島公望(著)『宗教性の発達心理学』,ナカニシヤ出版,2011年 松島公望・川島大輔・西脇 良(編著)『宗教を心理学する-データから見えてくる日本人の宗教性』,誠信書房,2016年 松島公望・大橋 明・川島大輔(編著)『宗教が拓く心理学の新たな世界-なぜ宗教・スピリチュアリティが必要なのか』,福村出版,2023年
履修上の注意
授業におけるノート,資料をもとに各自学習を行う。