講者の関心や理解度などに合わせて内容は適宜調整するが、おおよそ以下の通りに進む予定である。
第01回 イントロダクション: 授業の進め方、成績評価の方法、総論
第02回 起源への問い――人為か自然か 1:ヘロドトス、聖書、聖書解釈
第03回 起源への問い――人為か自然か 2:ダンテ、ルソー、ヘルダー
第04回 プラトンと言葉 1:『クラテュロス』前編――問答・対話という手法
第05回 プラトンと言葉 2:『クラテュロス』後篇――言語の起源、言葉の語源
第06回 プラトンと言葉 3:『テアイテトス』――言語の要素、言語と知識
第07回 プラトンと言葉 4:『パイドロス』前篇――文字と音声
第08回 プラトンと言葉 5:『パイドロス』後篇――書物と弁論
第09回 弁論と哲学 1:ソフィスト
第10回 弁論と哲学 2:イソクラテス
第11回 弁論と哲学 3:キケロ
第12回 語りえないものをめぐる思考:否定神学、ウィトゲンシュタイン
第13回 授業全体の振り返り:何が明らかになり、何が課題として浮上したか