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最終更新日:2025年4月21日

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倫理学概論I

倫理学の基本概念と基本問題
倫理学の基本概念と基本問題をめぐって、古今の思考を跡づけ、追体験する。それを通じて、倫理学的思考のありようを捉えることが本授業の目標である。
本年度は「言葉」という、人間の存在と諸活動を深く特徴づける概念と、それをめぐる諸問題を扱う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04250401
FLE-HU2D01L1
倫理学概論I
古田 徹也
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
講者の関心や理解度などに合わせて内容は適宜調整するが、おおよそ以下の通りに進む予定である。 第01回 イントロダクション: 授業の進め方、成績評価の方法、総論 第02回 起源への問い――人為か自然か 1:ヘロドトス、聖書、聖書解釈 第03回 起源への問い――人為か自然か 2:ダンテ、ルソー、ヘルダー 第04回 プラトンと言葉 1:『クラテュロス』前編――問答・対話という手法 第05回 プラトンと言葉 2:『クラテュロス』後篇――言語の起源、言葉の語源 第06回 プラトンと言葉 3:『テアイテトス』――言語の要素、言語と知識 第07回 プラトンと言葉 4:『パイドロス』前篇――文字と音声 第08回 プラトンと言葉 5:『パイドロス』後篇――書物と弁論 第09回 弁論と哲学 1:ソフィスト 第10回 弁論と哲学 2:イソクラテス 第11回 弁論と哲学 3:キケロ 第12回 語りえないものをめぐる思考:否定神学、ウィトゲンシュタイン 第13回 授業全体の振り返り:何が明らかになり、何が課題として浮上したか
授業の方法
原典からの抜粋を集めた資料を配付し、その解釈を行うことを通じて授業を進める。 また、毎回の授業のおわりに、受講者に任意でコメント(授業の感想、質問等)を提出してもらう。次回の授業の冒頭でそのコメントのなかからいくつかをピックアップして応答した上で、新しい話題に進む。
成績評価方法
授業への貢献度(コメントの提出など)、および期末レポート(ただし、授業の内容をよく踏まえたものであること)
教科書
なし。適宜プリントを配布する。
参考書
授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
Aセメスターの倫理学概論IIと併せて履修することを想定した授業を行うが、この倫理学概論Iのみ履修することも可能である。
その他
15時30分以降の入室は認めない。 (公共交通機関の乱れ等、やむをえない理由がある場合は除く。また、途中の退出および入室はもちろん可。)