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最終更新日:2024年10月18日

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精神医学

精神医学:精神疾患とその治療/ Topics in Neuropsychiatry
疫学的研究では、精神疾患の有病率は高く、日本では11人に1人が精神疾患に該当し、5人に1人が生涯で精神疾患にかかることが報告されている。精神疾患の半数が14歳までに、75%が24歳までに発症し思春期や青年期での発症がみられ、何らかの影響を人生に及ぼす可能性がある。こころや脳は、 いまや社会の重要な関心テーマとなっている。
2013年より日本の医療計画制度が「5疾病5事業及び在宅医療」とrenewalされた。5疾病とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患を指し、 5事業とは、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、 周産期医療、小児救急医療を含む小児医療を指す。このようにメンタルヘルスの重要性の高まりが 日本においても政策へ反映され始めている
本講義では、こうした重要性を認識されてきた人間の精神機能の障害である精神疾患の現時点までの知識を広く学び取ってもらい、実際の生活場面で生かすことのできる知恵を得てもらうことが目標である。精神疾患の背景となっている脳についての科学的研究も合わせて紹介することがある。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04245509
FLE-XX4315L1
精神医学
榊原 英輔
S1 S2
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
うつ病、てんかん、神経発達症、認知症、統合失調症などの各精神・神経疾患など、疾患ごとの講義と、大学生のメンタルヘルス、精神科リエゾン・コンサルテーション、文化精神医学、就労支援などの方法論ごとの講義を組み合わせ、さらに臨床心理士などからの講義もあわせておこない、 現在の精神医学、メンタルヘルスの実践を様々な切り口から論じる。対面講義開催とする。 第1回 4月11日 榊原英輔 精神医学総論 第2回 4月18日 安藤俊太郎 うつ病 第3回 4月25日 水谷真志  認知症 第4回 5月2日 金生由紀子 発達障害とその支援 第5回 5月9日 市橋香代 不安症・リエゾンコンサルテーション 第6回 5月16日 大島紀人 大学生のメンタルヘルス 5月23日 休講 第7回 5月30日 藤岡真生 てんかん  第8回 6月6日 池亀天平 統合失調症 第9回 6月13日 岡村由美子 臨床心理士の実践     6月20日 休講 第10回 6月27日 森田健太郎 就学・就労支援 第11回 7月4日  近藤伸介  文化精神医学 第12回 7月11日 榊原英輔  精神医学の哲学 試験  7月25日
授業の方法
以下のような構成にすることを予定している ・基礎的な知識を伝える講義形式(90分)  ・講義に対するリアクションペーパーへの記入(15分) リアクションペーパーの提出をもって出席とカウントする レジュメはLMS参照 講義は対面を予定している。
成績評価方法
リアクション・ペーパーの提出により出席を確認する。内容による点数付けは行わないが、内容が著しく不適切であったり乏しかったりする場合は、リアクションペーパーが提出されていても出席と認めない場合がある。その場合は教員よりその旨通知を行う。講義の欠席回数が、第2回~第12回の中で5回以上の場合は、その理由に関わらず成績評価の対象とならない。成績評価は期末試験の結果に基づいて行う。
教科書
特に指定しない。
参考書
・現代臨床精神医学 (金原出版) ・TEXT精神医学 (南山堂) ・標準精神医学 (医学書院)
履修上の注意
リアクションペーパーの代筆は認めない 代筆をしてもらった者・代筆をしたもの双方を不合格とする 悪質な場合は所属学部へ正式に報告する リアクションペーパー提出時には、毎回学生証を提示し、担当教員に手渡すこと
実務経験と授業科目の関連性
各講義で、精神科医や心理士として勤務経験を有する教員が、実務経験を活かして精神医学についての講義を担当する。