学部後期課程
HOME 学部後期課程 心理学特殊講義VI
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年10月18日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

心理学特殊講義VI

他者理解の認知心理学
心理学は時に“読心術”と混同されるが、心理学を学ぶことで他者の心が読めるようになるわけではない。しかし、特別な勉強をしなくとも、私たちは他者に関する様々な推論や評価を普段から行っている。つまり、目の前の人物が誰なのか、何を感じているのか、どんな性格なのか、といった多岐にわたる内容を、正誤は別として、その人の外見、振る舞い、過去の経験などから日常的に判断している。私たちの他者に関する認知にはどのような特徴があり、その背後にどのような心理・神経過程が存在するのだろうか。本講義では、そうした人物認知をめぐる種々のトピックを概観する。加えて、心のエイジング、つまり、世代の異なる他者の心の特徴についても取り上げ、世代間交流において配慮・尊重すべきことを考察する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04244146
FLE-HU4X02L1
心理学特殊講義VI
鈴木 敦命
A1 A2
月曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
下記のような構成で講義をおこなう予定である。 1. ガイダンス 2. アイデンティティの認知 3. 他者の状態の認知 4. 他者の特性の認知 5. 心の理論 6. 人物記憶 7. 信頼と協力 8. 中間総括 9. 高齢者ステレオタイプ 10. 認知のエイジング 11. 脳のエイジング 12. 全体総括 13. 定期試験
授業の方法
講義による。認知心理学の初学者にも理解できるように、基本的な用語・概念の解説も含め、平易な講義を心がける。同時に、心理学研究の実際に関する専門的見識が深まるように、古典的なものから最近のものまでを含む豊富な研究例について方法や結果などを詳しく紹介する。
成績評価方法
普段の授業取り組み度(小テスト成績など)、および、定期試験の成績にもとづいて総合的に評価する。定期試験は文学部の授業日程にもとづく授業最終回に実施する予定である。
教科書
特に指定しない。
参考書
授業中に随時紹介する。
履修上の注意
1. 定期試験は文学部の授業日程にもとづく授業最終回に実施する予定である。受講生の所属別に試験日時を設定することはできないので、文学部以外の学生は注意すること。 2. 下記の授業との重複履修登録は認めない。 (2017年度)04174120「心理学特殊講義」 (2018年度)04184148「心理学特殊講義Ⅷ」 (2019年度)04194146「心理学特殊講義Ⅵ」 (2020年度)04204148「心理学特殊講義Ⅷ」 (2021年度)04214148「心理学特殊講義Ⅷ」、08E1319「認知心理学」 (2022年度)04224146「心理学特殊講義Ⅵ」、08E1319「認知心理学」 (2023年度)04234144「心理学特殊講義IV」