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最終更新日:2024年10月18日

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心理学統計II

本授業では、心理学で用いられる統計手法に共通する考え方と最もよく用いられるごく基本的な統計手法について講義を行い、加えて、より高度な統計手法を学んでいくうえでの基盤となる各種統計手法の数理的な側面についても講義を行います。具体的には、推定と検定の考え方を学んだうえで平均値差と連関に関する推測の方法について学修し、その後、線形モデルの基礎について学修します。したがって、この授業を通して、「心理学で用いられる統計手法」や「統計に関する基礎的な知識」について習得することができるわけですが、これが授業の目標となります。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04244122
FLE-HU4X04L1
心理学統計II
登藤 直弥
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
文学部
授業計画
本授業では、以下のような進度で授業を進めていく予定です。  第1回 推定量とその標準誤差(教科書第5章1節)  第2回 検定の考え方(教科書第5章2節)  第3回 検定力とその利用、区間推定の考え方(教科書第5章3-4節)  第4回 独立な2群の平均値差の検定(教科書第6章1節)  第5回 平均値差および効果量の区間推定(教科書第6章2節)  第6回 対応のある2群の平均値差の検定と推定(教科書第6章3節)  第7回 2群の比率の差の検定(教科書第6章4節)  第8回 カテゴリ変数間の連関の分析(教科書第6章5節)  第9回 変数と統計量のベクトルによる表現(教科書第7章1節)  第10回 回帰分析のベクトル表現(教科書第7章2節)  第11回 平方和および分散の分割(教科書第7章3節)  第12回 独立変数の効果の検定と自由度(教科書第7章4節)  第13回 平均値差への回帰分析的アプローチ、線形モデルに基づく統計的方法(教科書第7章5-6節)
授業の方法
授業については、教科書に基づき作成した資料を利用して、初回を含め全ての回を「対面の講義形式」で行います。
成績評価方法
毎回実施する小テストへの解答結果(70%)と期末テストの結果(30%)に基づき成績評価を行います。詳細については、第1回目の授業時に説明します。
教科書
本授業では、以下の書籍を教科書とし授業を行います。なお、授業では教科書の内容をまとめた資料を作成して配布します。 ・南風原朝和 (2002). 心理統計学の基礎――統合的理解のために 有斐閣.
参考書
本授業の参考書として、以下の書籍を挙げておきます。 ・南風原朝和・平井洋子・杉澤武俊 (2009). 心理統計学ワークブック――理解の確認と深化のために 有斐閣.
履修上の注意
【履修上の注意点】 ・2017年度以前開講「心理統計学Ⅱ」と同一内容のため、既に単位を修得している場合は本科目の履修を認めない。 ・「心理学統計I」で扱った内容を前提とする。 ・学部横断型プログラム「数理・データサイエンス教育プログラム」の対象科目となる。 【予習・復習について】 各回の講義で教科書のどの範囲の内容について扱うかは「授業計画・内容」に記載してありますので、予習、復習をする際の参考にしてください。また、本授業では、高等学校までに学修した数学の知識および「心理学統計I」で学修した知識を前提に講義を行いますので、必要に応じて、関連する内容について復習をしておいてください。